チェルシーでの挫折を経て、イタリアのフィオレンティーナやローマでキャリアを取り戻すと、2017年の夏にリバプール加入で景色が一変した。サディオ・マネやロベルト・フィルミーノと完璧なコンビネーションを見せ、3人揃って数多くのゴールやアシストを挙げてきた。
エジプト代表のウィンガーはアンフィールドで通算200ゴール以上を奪い、今シーズンもチームのエースとしてすでに10ゴール10アシストを達成している。契約更新問題やサウジアラビアからの関心に揺れるものの、いまでも世界トップクラスの実力を遺憾無く発揮し続けている。
現役にしてレジェンド入りを果たしたエジプシャン・キングだが、トップレベルの舞台を求めて、夢に向かって走っていた若かりし頃に憧れていた選手として、元ブラジル代表FWロナウドや元フランス代表FWジネディーヌ・ジダン、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティの名前を挙げた。
「ロナウドのプレーが好きだったし、ジダンやトッティ、いつも彼らを見ていた。彼らは純粋に試合を楽しんでいた。」
「若い頃は彼らを尊敬していたし、いつか一緒にプレーしたい、彼らのようになりたいと願っていた。」
「トッティと一緒にプレーする機会があったし、ローマで2年間一緒にプレーした。信じられないような経験で、大好きだったよ。」
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いまや彼らと同じレベルの舞台で、世界でも屈指のアタッカーに成長。エジプト代表が国際大会で頂点に上り詰めることが難しく、代表レベルで上位フィニッシュは見込めない点だけが懸念だが、それが選手の能力を否定することにはならない。
憧れる側から子供達がなりたい選手となった32歳の右ウィンガーは、今後もプレミアリーグでその数字を伸ばし続けることだろう…