昨年の夏、出場機会に苦しんでいたバイエルン・ミュンヘンからリバプールに移籍したオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ。インサイドハーフとしてプレーしたが、アルネ・スロット監督のもとでポジションを変更し、守備的ミッドフィルダーとして躍動している。
プレミアリーグでトップレベルのパフォーマンスを継続する22歳のミッドフィルダーに対して、同じくオランダ代表でレギュラーを任されている25歳FWコーディ・ガクポは、オランダ時代からその才能には気づいていたと語った。
「僕ら(リバプールのオランダ人選手)は、ライアンがアヤックスでプレーしていたエールディビジ時代から知っていたし、彼がこんなに優れた選手だということは、すでに誰もが知っていたと思う。」
「その後はバイエルン・ミュンヘンに移籍。そこではあまりプレーしなかったかもしれないが、オランダの誰もがプレーしているときの実力を知っていた。」
「おそらく監督もそれを知っていたと思う。シーズン当初、少し違うポジションに置いたが、そこでプレーする自信を与えた。」
「ライアンはそのポジションで自分のクオリティーを示し、チャンスを掴み、良いプレーを見せてくれた。彼は今シーズン、僕らのために素晴らしいプレーを見せてくれている。」
「僕たちオランダ人がすでに知っていたライアンを見ることができて、とてもうれしいし、とても誇りに思っているよ。」
Men in Blazers
日本代表MF遠藤航らも控えるものの、ほとんどの試合で “No.6” を任されるのはオランダ代表ミッドフィルダー。ここまでチャンピオンズリーグとプレミアリーグの両方でスタメン出場を続け、スロット監督からの信頼も絶大。
一方、代表戦も多くの試合でプレーしており、疲労が懸念される。この夏にも中盤で争える選手獲得が噂されたが、結局は誰も獲得に至らなかった。この冬や来夏の移籍市場にもふたたび動き出すとも伝えられており、レギュラー争いを行える選手が加わるかもしれない。
一気に中盤の主役に踊り出た元アヤックスMFは、今後も活躍を続け、アンフィールドの歴史に名を刻めるだろうか…?