プレミアリーグでも屈指の2番手GKとして、出番があればトップレベルのパフォーマンスを披露するアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー。近年はレギュラーを求めての移籍が噂されるものの、今シーズンはリバプールに残留し、アリソン・ベッカーの負傷離脱期間に抜群のセービングでチームを救っている。
地元コークのリングマホン・レンジャーズから、2015年の夏にリバプール入り。U-18やU-23で結果を残し、トップチームでもスペイン人GKアドリアンから2番手の座を奪い取り、カラバオカップでは2度に渡って、チームを優勝に導く活躍を見せた。
ブラジル代表GKの高すぎる壁に阻まれており、アンフィールドで絶対的な守護神になりきれていないものの、リバプールでの生活には満足していると語りつつも、時間の流れはとても早かったと正直な気持ちを吐露した。
「本当に早かった。ここに来てからずっと、本当にあっという間だった。とても楽しい時間だったし、ここでまた新たな1年を祝うことができて嬉しいよ。」
「僕にとっては挑戦だった。若かったし、アカデミーの他の選手たちと同じように、トップチームに上がって何試合かプレーできることを望んでいたし、夢見ていた。ここまでの結果には本当に満足しているし、このまま順調にいけばいいと思っている。」
Liverpoolfc.com
ユルゲン・クロップ政権からアルネ・スロット体制に変わったリバプールにおいて、中盤の構成などフォーメーションやプレースタイルに多少の変更が実施された。また、ジョエル・マティプやチアゴ・アルカンタラ、アドリアンら経験豊富な選手たちもチームを離れた。
アイルランド代表の正GKは、ドイツ人指揮官のもとで数々のタイトルを勝ち取ってきたベテラン勢がいなくなり、世代交代に向かっているチームでも、ハングリー精神は失っていないと士気の高さを明かした。
「より多くのトロフィーを獲得し、最高レベルで戦いたいという大きなハングリー精神が僕たちにはある。プレミアリーグやチャンピオンズリーグでの成功を味わったことのある選手も少なくなっている。この新しいチームには、そういうことを達成したいというハングリー精神がある。自分たちにクオリティーがあることは分かっている。間違いなく、チーム全体に渇望感がある。」
Liverpoolfc.com