2025年6月までの契約を結ぶイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、リバプールと交渉を行っている。現在も話し合いが継続されている認識だが、レアル・マドリードが獲得に全力を注いでいる。
スペイン方面から連日のように、生え抜きのディフェンダーがリバプールからの退団を検討しているとの報道がなされているものの、複数のジャーナリストやイギリス方面からは依然として話し合いが続いており、状況は何も変わっていないとも伝わっている。
スペイン紙『MARCA』によると、交渉の進捗に変化があったようで、リバプール出身DFはすでにクラブ側にレアル・マドリード移籍を希望している旨を申し入れており、サンティアゴ・ベルナベウでの新たなチャレンジに魅入られているそうだ。
近年、フランス代表からFWキリアン・エムバペやMFエドゥアルド・カマヴィンガ、イングランド代表MFジュード・ベリンガムらヨーロッパでも屈指の若手選手を獲得し続けており、新スター軍団が形成されつつある。
そこでのプレーには魅力を感じる選手が多いのは事実であろうが、地元選手だけにアンフィールドへの愛着も凄まじいはずだ。アルネ・スロット監督の就任でディフェンス面が大幅に向上し、チームとしても安定性が増しているだけに、26歳の右サイドバックにとっては難しい判断が迫られている。
一方で、イギリスからはこの報道を否定するニュースが流れた。英『The ECHO』によれば、現時点でアレクサンダー=アーノルドがマドリード加入を伝えた事実はなく、状況については何も変わっていないようだ。
それぞれの思惑が蠢くメディア戦略。契約期間が半年を切るイングランドを代表するディフェンダーだが、来季はこのままリバプールに残留するのか、もしくはスペイン行きを決断するのか…?