2024年の夏、ボーンマスからトッテナム・ホットスパーにステップアップを果たした27歳FWドミニク・ソランケ。新天地ではここまで23試合で10ゴール5アシストを記録し、センターフォワードとしての仕事をきっちりこなしている。
イングランド代表経験もあるストライカーは、アンフィールドで約1年と6ヶ月過ごした。27試合の出場でわずか1ゴールと期待されていたほどの活躍は見せられなかったものの、ボーンマスはポテンシャルを評価し、2019年の冬に同選手を獲得した。
チェルシーのアカデミーから契約満了に伴い、リバプールに移籍した当時を振り返ったベージングストーク出身のアタッカーは、年齢が若すぎたと吐露。ただし、アンフィールドでも多くを学び、いまでも感謝しているとも明かした。
「まだ若かったし、あそこに行くにはちょっと若すぎたかもしれない。」
「でも、多くのことを学んだし、そこで過ごした時間に感謝している。」
「どの試合でも勝ちたいし、いい結果を残したい。古巣となれば、見慣れた顔ぶれだから、より良い結果を出したいと思う。またタフな試合になるだろうけど、チャレンジしてみるよ。」
「何点取っても、もっとゴールが欲しい。今頃はもうちょっと欲しかったけど、それは常に考えていることで、常にもっと欲しいと思っている。」
「今はチームの一貫性を保つこと、そしてトロフィー獲得に向けて努力することが重要だと思う。」
Tottenham‘s One Hotspur Junior Christmas party
いまでもエースとして君臨するエジプト代表FWモハメド・サラーに加えて、ロベルト・フィルミーノやサディオ・マネが破壊的なフロントスリーを形成していた当時、若手選手のソランケに付け入る隙がなかったのも事実。
プレミアリーグのトップチームでスタメンを張るだけの実力も経験もない中で、初めての挑戦は決して良い結果には終わらなかった。それでも、ボーンマスでキャリアを取り戻し、タイトルを獲得できる可能性のあるチームで最前線で戦い続けている。
リバプールにとっては移籍金という面ではメリットの大きかった27歳フォワードだが、トッテナム・ホットスパーでさらなる成長を手に入れられるだろうか…？