チェルシーでこそ活躍することができなかったが、フィオレンティーナやASローマでの経験を経て、2017年からはリバプールの大黒柱に。近年ではゴールだけではなく、アシストにも磨きがかかっており、今シーズンはさらにその精度が増している。
チャンピオンズリーグやプレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップなど数々のタイトルを勝ち取ってきたエジプト代表ウィンガーだが、いまでもモチベーションをなくしていない。今季の目標を語ったエジプシャン・キングは、プレミアリーグを何がなんでも優勝したいと吐露した。
「チャンピオンズリーグよりも、プレミアリーグで優勝することが最大のモチベーションだ。」
「7年間、僕はいつもチャンピオンズリーグ(のほうが格上)だと言ってきたけど、今年は初めてプレミアリーグだと言ったんだ。」
「僕はただ、この街で、ファンと共にプレミアリーグを制覇し、その瞬間を経験したいだけなんだ。」
「街でのパレードは、信じられないようなものになるだろう。」
Optus Sport
ユルゲン・クロップ時代にイングランドの国内リーグを制覇したときは、新型コロナの影響を受け、優勝したタイミングでは誰もスタジアムに入場が許されなかった。選手やコーチ陣、選手の家族など限られた人たちで祝うほかなかった。
しかし、いまは満員のスタジアムで歓喜の瞬間を迎えられる環境が整っている。あとは最後まで走り切り、プレミアリーグを優勝するだけ。アルネ・スロット監督にとっては、初めての挑戦で、最高の結果を得ることになる。
モハメド・サラーにとっても、プレミアリーグを制覇し、ましてチャンピオンズリーグも勝ち取った場合、個人賞としてバロンドールの可能性も見えてくる。
はたして、リバプールの攻撃陣を牽引するエジプト代表の点取り屋は、チームにタイトルをもたらせるだろうか…?