リバプールで出番に恵まれず、チャンピオンシップやブンデスリーガでのレンタル移籍を繰り返してきたオランダ人DFセップ・ファン・デン・ベルフは、昨年の夏の移籍市場において、マージーサイドからブレントフォード移籍を決断した。
新天地ではすぐさまレギュラーの座を掴み、プレミアリーグやカップ戦を通して、25試合に出場を果たしている。リバプールでは得られないほどの多くのプレーを手にした23歳のセンターバックだが、バイエル・レバークーゼンに加わる世界線もあったと吐露した。
「シャビ・アロンソとも、バイエル・レバークーゼンの上層部とも話をした。レバークーゼンはリバプールが望む移籍金を支払うことができたが、僕を獲得する前に誰かが去らなければならなかった。」
「それを待つのは嫌だった。ブレントフォードは初日から僕にとても興味を持っていたし、とても好意的だった。」
「全体像が正しくなければならないのはもちろんだけど、ここ数年、クラブと監督が本当に僕を必要としているかどうかがとても重要だということを学んだ。レバークーゼンは、シャビ・アロンソや(ジェレミー・)フリンポンがいて、チャンピオンズリーグに出場し、再びドイツチャンピオンになろうとしていた。」
「でも、レバークーゼンの待機室にいる間に、ブレントフォードで完璧なイメージを手に入れることができた。だから、この道を選んだんだ。」
VoetbalPrimeur
リバプールからすれば、オプションなど含めて2500万ポンドとも言われる移籍金に加えて、次の移籍で発生する金額の17.5パーセントが支払われる売却条項も付随している取引を成立させることができ、プレミアリーグでは実績のない選手だけに、比較的良い交渉が行えた。
ブレントフォードでは順調に成長しており、シーズン序盤戦こそ苦戦したチームも徐々に調子を上げている。順位こそ勝ち点差が拮抗しているため、1つの白星で順位が上下する混戦模様の中、トップ10入りも夢ではない。
はたして、オランダ人DFはロンドンで世界的なプレーヤーになり、リバプールに多額の移籍金をもたらしてくれるだろうか…?