イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの退団が濃厚になり、右サイドバックの必要性が叫ばれるリバプール。コナー・ブラッドリーに信頼を寄せているとの報道も流れるが、負傷癖のある若手DFにレギュラーの座を渡すのは難しい決断が迫られる。
リバプール出身のディフェンダーの後釜として、たびたびターゲットとして報じられてきたのが、バイエル・レバークーゼンに所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポン。昨季はブンデスリーガを制覇したクラブにおいて、14ゴール10アシストと大暴れした。
今シーズンはゴール数こそ伸びていないが、アシスト数はすでに二桁に乗せている。右サイドから攻撃を活性化させる能力は言わずもがなで、サイドバックというよりも、ウイングバックが適切なポジションの選手と言える。
アレクサンダー=アーノルドに比べて、ディフェンス力が格段に高いわけではない。また、身長も決して高くはなく、フィジカル勝負にも強いわけではない。攻撃力こそ優れているが、直接的な後継者と言い切れないものの、アルネ・スロット監督は同選手を熱望していると、クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)が伝えた。
「ジェレミー・フリンポンとアルネ・スロットは先月、何度も電話で話していた。どちらもオランダ人で、スロットはこの夏に彼と契約したがっていた。」
「リバプールのヘッドコーチは、サイドバックとして彼を獲得したいと伝えていた。」
「しかし、彼は非常に率直で正直なので、フリンポンは今のところ、フィルジル・ファン・ダイク、モハメド・サラー、トレント・アレクサンダー=アーノルドの3人が今夏の契約満了で退団した場合、移籍金を受け取れないリバプールの主なターゲットがストライカーとディフェンダーであることを知っている。」
「だから、彼がアルネ・スロットの獲得リストの3番手であることはわかっているが、もしクラブがストライカーとディフェンダーの両方を獲得することができれば、彼は次のターゲットになるだろう。彼の放出条項は4000万ユーロ近くだから、相当な金額だ。」
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