新たなにリバプールの指揮官に就任したアルネ・スロット監督は、プレシーズンを挟み、守備的ミッドフィルダーの補強を優先した。レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に近づいたが、最終局面でひっくり返った。
その後もリバプールは中盤の選手に興味を持ち続けているものの、具体的な動きは見られておらず、まもなく1年が過ぎようとしている。今夏の移籍マーケットでは、センターバックや左サイドバック、センターフォワードなどとともに、中盤強化も狙っている。
ブラジル紙『Gazete do Urubu』によれば、たびたびマージーサイド移籍が噂されてきたウルバーハンプトン・ワンダラーズMFジョアン・ゴメス確保に向けた動きが見られ、リバプールが争奪戦の先頭に立ったようだ。
オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフやアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターらが中盤の底で活躍しており、日本代表MF遠藤航も途中出場から圧倒的な存在感を示しているが、過密な日程を戦い抜くうえで少し物足りない印象が強い。
オランダ人指揮官はフラーフェンベルフに全幅の信頼を寄せていることもあって、あまりローテーションを駆使していない。オランダ代表MFの負担が増しつつあり、ポジション争いができるライバルの確保は避けられない。
24歳のブラジル代表MFは今季もレギュラーとして、”30” を超える試合に出場。無尽蔵のスタミナで攻守両面で存在感を発揮し、激しいプレッシングも厭わない。ブラジル人らしいテクニックも健在で、試合終了まで中盤を引き締める。
同紙は6000万ユーロの移籍金が必要となる伝えており、ウルブスの前に所属していたフラメンゴは14%のセルオン条項を持っているそうだ。
ブラジル代表でも9試合でピッチに立ってきた24歳のミッドフィルダーは、アンフィールドへのステップアップを決断するのだろうか…?