ボルトン・ワンダラーズでのレンタル生活を経て、大幅な成長を手に入れた北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーは、ユルゲン・クロップ監督の最後のシーズンと、アルネ・スロット監督の初めてのシーズンにおいて、レギュラーでこそなかったが、非凡なポテンシャルを示してきた。
21歳の右サイドバックは、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドの契約満了に伴う退団で、来季は大きなチャンスの年を迎える。試合中は右サイドで常に上下運動を行い、モハメド・サラーを追い越してペナルティボックスにも顔を出し、ゴールやアシストを狙う。
新たなサイドバック獲得の噂も飛び交う中、チームを率いるオランダ人指揮官は北アイルランド代表ではキャプテンマークも巻いた若いDFに信頼を語りつつも、課題を挙げ、シーズンを通じてコンディションを維持しなければならないと発言した。
「トレントと比較するのはやめよう。彼らはタイプが違うし、みんなコナー（・ブラッドリー）のポテンシャルに気付いている。」
「先週、私は（チェルシー戦で）彼と一緒にピッチを歩いたんだけど、スタジアムのことを聞いて驚いたよ。彼もスタジアムに来たのは初めてだったんだ。」
「私にとっては、チェルシーで初めてプレーすることよりも、彼の方が先に成長している。」
「残念ながら、彼はシーズンを通してフィットしていなかったが、良い選手になるためにはシーズンを通して健康でなければならないが、リバプールの非常に優れたサイドバックとして、我々は彼に大きな自信を持っている。」
「それは、彼が過去2シーズンで示したものだ。」
アレクサンダー＝アーノルドの控えということもあって、そこまで試合に出場していたわけではないが、怪我で度々戦線を離脱。耐久度は決して高くないため、怪我をしない体作りを心掛け、毎週90分間プレーできるような選手への脱皮が求められる。
すでに数試合で目覚ましいパフォーマンスを披露しており、競争力の高いリーグや大会でも活躍できることを証明しているため、ここからトップチームのレギュラーとしての自覚とコンディション調整という課題を克服できるかに注目が集まる。