リバプールとポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ(28)がスペイン・サモラ県で発生した交通事故で亡くなったと、ガルディア・シビル(スペイン国家警察)が英『BBC』に対して発表。また、同乗していた弟でプロサッカー選手のアンドレ・シルバ(26)も同時に命を落としています。
事故は現地時間7月3日午前0時30分ごろ発生。彼らが運転していたランボルギーニは、別の車を追い越そうとした際にタイヤがバースト。その結果、道路を外れ火災が発生し、助手席に乗っていた弟とともに命を落としたと報告されています。
ジョッタは2020年にウルヴズからリバプールに加入。昨シーズンのプレミアリーグ優勝にも大きく貢献し、6月にはUEFAネーションズリーグでポルトガル代表としてスペインを破るなど輝かしい実績を残しました 。
また、先月6月22日には、長年のパートナーであるルテ・カルドーゾさんと3人の子どもたちとともに結婚式を挙げたばかりで、SNSには幸せ満載な写真が投稿されていました 。
ポルトガルサッカー連盟(FPF)は声明で、「我々は偉大な選手を失った以上に、人として素晴らしい存在を失った。インターナショナルで約50試合出場し、仲間やライバルからも尊敬され、コミュニティに希望を与える存在だった」
「ディオゴとアンドレの喪失はポルトガル・フットボールにとって取り返しのつかない損失であり、遺された者たちへ敬意をもって日々その遺産を称え続ける」と深い悲しみを表しました 。
またFPFは、UEFAに対して、7月3日に行われるポルトガル女子代表対スペイン女子代表戦の試合前に黙祷を行うよう要請しています。
リバプールFCも「ジョッタと弟アンドレのご家族ならびに親しい方々に、心より哀悼の意を表します。安らかに眠ってください」との追悼声明を発表しました 。
この訃報は、世界のフットボール界にとって大きな衝撃です。ご家族の深い悲しみに寄り添うとともに、ジョッタとアンドレのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
