アルネ・スロット体制が2年目を迎えるリバプールは、トレント・アレクサンダー＝アーノルドが契約延長をしなかったものの、それを忘れさせる勢いで精力的な補強を実施している。ジェレミー・フリンポンやフロリアン・ヴィルツ、ミロシュ・ケルケズを相次いで獲得した。
さらなる加入も予想される中、選手の売却も進んでいる。ジャレル・クアンサーがバイエル・レバークーゼンに移籍し、クィービーン・ケレハーはブレントフォードに新天地を求めた。他にも、ダルウィン・ヌニェスやフェデリコ・キエーザ、ハーヴェイ・エリオットらにも放出の話が出回っている。
オランダ人指揮官の前まで、リバプールを率いていたのが、現在レッドブル・グローバルサッカー部門責任者として仕事をしているユルゲン・クロップ。現場から退いている名将だが、同国代表MFヴィルツのリバプール入りに触れ、アンフィールドの歴史に名を刻むだろうと発言した。
「フロリアンは、若くして大怪我を負いながらも、その後を立て直した並外れた選手だ。尊敬に値する。」
「そして、リバプールの天気を気にしなければ、すべてを捧げたくなるような素晴らしいクラブを見つけることができるだろう。」
「もちろん、アルネがフロリアンのどのポジションを考えているのか正確には知らないが、ヴィルツはリバプールに足跡を残すだろう。」
「彼はどのクラブにも最高のものを与えることができる傑出した選手だ。彼がイングランド王者をさらに良いものにするかどうかは、まだわからない。」
Welt am Sonntag
クラブ史上最も高い選手になったヴィルツは、過去2シーズンにわたって、バイエル・レバークーゼンで二桁得点とアシストを記録しており、いまやヨーロッパでもトップレベルの攻撃的ミッドフィルダーとして君臨している。
ドミニク・ソボスライらとの化学反応にも注目が集まる中、スロット監督がどのようにヴィルツを活かすのか手腕にも注目必須。
ドイツ代表の未来のエースは、プレミアリーグでも好パフォーマンスを継続し、チームをタイトル獲得に導けるのだろうか…？