アルネ・スロット体制での2シーズン目は、両サイドバックと攻撃陣が大幅に刷新された。トレント・アレクサンダー=アーノルドが退団し、ジェレミー・フリンポンを迎え入れる一方、アンディ・ロバートソンの後継者として、ミロシュ・ケルケズを獲得した。
前線ではルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスがチームを去り、ディオゴ・ジョッタが残念な形でこの世を去った。プレシーズンで好調を維持したリオ・ングモハを昇格させるのとは別に、リバプールは大金を投じて、フロリアン・ヴィルツやアレクサンデル・イサクらを補強した。
現役時代にはリバプールでもプレー経験のあるスタン・コリモア氏は、ヴィルツやイサクのように移籍金のランキングに載るような選手たちよりも、フランクフルトから加入したフランス人FWウーゴ・エキティケが最も安定したパフォーマンスを披露する可能性が高いと、その能力を高く評価した。
「私はエキティケが好きだ。彼は多くのことを非常にうまくこなすと思う。ボールをうまくキープするし、裏への抜け出しもできる。足元も非常に巧みで、フィジカルも強い。」
「誰もがイサクやヴィルツに注目しているのは分かるが、リバプールでのキャリアを通じて、安定して、8/10のパフォーマンスを見せるのはエキティケかもしれないと思っている。」
CaughtOffside
コミュニティ・シールドからプレミアリーグ第2節まで連続でゴールを決め、鮮烈デビューを飾ったエキティケ。スロット監督にとっても、待望の高身長かつ足元もうまいストライカーを手中に収めた形だが、スウェーデン代表FWの加入でベンチが増える可能性もある。
一方で、2トップやウィンガーでの起用も予想されており、オランダ人指揮官がどのような戦い方を選ぶのか注目が集まる。
ヴィルツ同様に、まだまだプレミアリーグのインテンシティの高さに苦戦している印象もあるが、ゴール前での決定力や時折見せる相手DFを背負いながらも前に繋ぐプレーは輝きを放っており、能力の高さを見せ付けている。
はたして、エキティケはアンフィールドでどのようなキャリアを描くのだろうか…?
