プレシーズンキャンプに参加していたナサニエル・フィリップスは、来シーズンのチーム編成から漏れ、移籍が容認されたようだ。古巣シュトゥットガルトとRBザルツブルクとの親善試合どちらともに出場していたが、アーセナルとのコミュニティシールドではベンチ外。頭角を表したビリー・クメティオがベンチ入りしていたことから、序列は下から数えた方が早い。
クメティオも若いこともあり、新たなセンターバックが加わることも容易に想定できる。補強プランも鑑みた上で、イングランドDFは新たなるローン移籍か完全移籍でクラブを離れる。23歳という年齢から完全移籍が濃厚となっており、チャンピオンシップのブリストル・シティが関心を示している。
昨シーズンはドイツの地で22試合に出場し、クラブのブンデスリーガ昇格に貢献しており、もしかするとシュトゥットガルト復帰もあり得るかもしれない。リバプールに怪我人続出した昨年末から年始に掛けて一時アンフィールドに戻ってきたものの、シュトゥットガルトでは一定の評価を得ることに成功した。
ファビーニョがセンターバックとしても対応可能とはいえ、選手層が薄くなるため、補強は必須だろう。クメティオが印象的なパフォーマンスを見せている一方で、試合経験が不足しすぎているため、経験豊富なCBの獲得に動くべき。ベン・ホワイトが新契約でブライトンに将来を誓ってしまったため、違うターゲットに目線を向けないといけなくなった。
いざという時の貴重なバックアップであったフィリップスにとっても、試合にほぼ出れないクラブに残る理由はない。移籍して成長を続ける選択肢は賢明であり、プレミアリーグ下位クラブやチャンピオンシップに所属するクラブであれば十分にスタメンを張れるはずだ。
まだ移籍が決まったわけではない…ただ、ナサニエル・フィリップスの幸運を祈っている。