バイエルン・ミュンヘンから加入した世界的なプレーメーカー。卓越した技術とビジョンでチームの攻撃を司り、ボール奪取にも貢献できるバルセロナのカンテラが生んだマエストロ。プレミアリーグ初挑戦となるチアゴ・アルカンタラがLFC公式に語ったインタビューの後半戦。
Part①はこちらから:
完全移籍の末、リバプールの選手となりました。自らのプレースタイルがどのようにチームを助けると考えていますか?
「まずは、出来る限り早くチームに順応しないといけない。今の状況にもね。その上で
チームが持ってるすべての良い点をミックスして、強化していかないといけない。守備にも、攻撃にも、さらに精神面でもチームの助けになれるはずさ。」
プレミアリーグのタフさはよくご存知かと思いますが、新たなリーグでのチャレンジに興奮してますか?
「もちろん。リバプールでプレーできるかもしれないと知ったとき、最初に頭に浮かんだことだね。プレミアリーグでプレーするのは、やっぱり興奮するよ。」
リバプールにはすでにトップクラスのミッドフィルダーが揃っています。レギュラーを勝ち取るためにも、彼らと競争は避けられない?
「世界中のすべてのチームにおいて、すべての選手がプレーに値すると思う。そのためにトーレニングしてるんだから。プレーしているときには楽しまないといけないし、ベンチにいるときはチームメイトを助けないといけない。どんな状況にも対応できるさ。」
短い夏休みでしたが、フィットネスの調子いかがでしょうか?すぐにでも試合に臨める状態でしょうか?
「休みはなかったかな…シーズン中のように感じてる。だからコンディションはいいし、100%だよ。」
パス技術は誰もが認めるところですが、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーとのパス交換は楽しみでしょうか?
「ここ数年間で証明しているけど、守備にも奔走するし、彼ら全員パスにも優れているよね。それに、アリソンも素晴らしいパスを出せる。中盤でもヘンダーソンやワイナルドゥムのように、パスが出せる優れた選手たちがいる。チームのベネフィットになるために、僕はただスキル面で上積みさせるだけさ。」
過去に2シーズン、ドイツでクロップ相手に戦いました。かつての敵で、いまは味方…ユルゲン・クロップのもとで仕事する気持ちはいかがでしょうか?
「サッカーをもっと高めるためにも、彼がコーチとしていてくれるのはうれしいし、チームからもたくさん学べるように努力するよ。たしかにドルトムントを率いた時代は、ブンデスリーガで手こずららされた。サッカーだからこそ、楽しい瞬間も、あまり好ましくない瞬間も訪れる。リバプールには一昨年のチャンピオンズリーグで敗退させられたしね。」
移籍完了からユルゲン・クロップと話す機会はありましたか?
「うん、あったよ。何度か話す機会があった。みんな知っての通り、彼は素晴らしい人で、常にポジティブな側面を発見してくれる。」
毎年成長することが野望だと過去に語っていましたが、バイエルン・ミュンヘンで3冠を達成した後、どのように成し遂げましょうか?
「最初の質問で答えた通り、ひとつ勝ったら、もっと勝ちたくなる。もし1年目で優勝できれば、2年目も、3年目も、さらに4年目以降も、在籍している限りはタイトルを勝ち続けたい。」
最後に、リバプールサポーターもあなたの移籍に興奮を隠しきれません。何かメッセージをいただけますか?
「彼ら以上に、僕は興奮しているよ。言葉では表現できないから、行動で示さないといけない。チームメイトやコーチ陣、そしてファンのために、ピッチでは全てを捧げるよ。」