リバプールが2チームで別々のカップ戦に挑むことが発表された。問題となっていたのは、カラバオカップとクラブワールドカップ。12月17日アストン・ビラのホームスタジアムで開催されるカラバオカップ準々決勝と12月18日カタールで行われるFIFAクラブワールドカップ2019の初戦が24時間以内に試合が組まれており、クロップ監督は日程再調整を求めて、カラバオカップからの辞退も示唆するなど、過密すぎる日程に苦言を呈していた。またジョークとはいえ、アストン・ビラにカタールに来て試合をしないか!と提案したほど。
しかしリバプールの要請は受け入れられず、それぞれの大会に別々のチームを送り込む。背景には元々日程が過密なプレミアリーグであり、カラバオカップも来年3月1日に決勝を予定しているため、1月中にホーム&アウェイ形式で準決勝を行わざるを得ず、強行日程をリバプールが強いられる羽目に。
会見でFIFAやEFLから圧力があったかと質問されたクロップはこう答えている。
「まぁ、そんな感じだね。FIFAとトラブルになりたくはないし、EFLともトラブルになりたくない。クラブワールドカップはチャンピオンズリーズを制覇して初めて出場権が得られる。人生でめったにないわけだから、しっかりとチャンスを掴まないとね。」
クロップ監督を始め、クラブとしてどのようなメンバーで2チームを構成するのだろうか?定石ではカラバオカップに若手を中心にし、主力組がカタールへと向かう。一方で、リーグ戦でも苦しんだアストン・ビラとの試合だ。まずは主力組をアストン・ビラとの対決に出場させ、その後カタールに飛ぶのも一つ案かも知れない。同等のチームを用意することも考えうる。
チーム体制について、今後も興味深く動向を追っていきたい。