この夏にもサウジアラビアから巨額のオファーが届く可能性が高いリバプールFWモハメド・サラー。アル・ヒラルやアル・イテハドらが大金を準備しているとの噂も流れており、来シーズンには契約最終年となる同選手を高く売却できるラストチャンスとなりそうだ。
いずれにせよ、今年6月には32歳となるエジプト代表ウィンガーの後釜確保は急務の課題。ベン・ドークやカイデ・ゴードンら有望株の若きアタッカーがいるものの、まだまだ経験不足で、プレミアリーグやヨーロッパサッカーで結果を出してきた選手が必要になる。
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズで攻撃の起点となり、鋭いカウンターアタックが魅力のポルトガル代表FWペドロ・ネトも候補の1人と取り沙汰されている。海外メディア『Football Insider』によれば、この夏に獲得に動くクラブに対して、5000万〜6000万ポンドの移籍金を要求するようだ。
アーセナルも関心を示す23歳ウィンガーは、2027年までの長期契約を結んでいる。ショートカウンターやロングカウンターを持ち味とするリバプールにとって、右ウイングを脅威的なスピードとドリブル突破で打開する同選手は理想的な人材と言える。
問題はモハメド・サラーほどの得点力を有していないところ。今シーズンもここまで18試合3ゴールしか奪っていないものの、10アシストを決めており、ウルブスの攻撃を引っ張り続けている。
同クラブには2019年の夏から在籍しており、そろそろビッグクラブでチャレンジするにも程よい時期。はたして、ポルトガル代表ウィンガーは、この夏にステップアップを遂げるのだろうか…?