アルネ・スロット新監督を迎えたリバプールは、ユルゲン・クロップ政権から新しいプレースタイルに移行している。最も変わったのが、中盤の構成。守備的ミッドフィルダーの位置に、2枚の選手を並べ、これまでとは違う役割を期待している。
中盤の底が1枚だった頃、ファビーニョや遠藤航のようなボールハンターが欠かせなかったが、いまはポゼッションを維持し、攻撃にリズムを付けられるプレーメーカーを求めている。そして、リバプールはレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディ獲得に乗り出している。
海外メディア『The Athletic』によれば、スペインのクラブ事情に詳しい多くの関係者の話とした上で、スペイン代表の25歳MFはリバプール移籍に合意する見込みで、残すは6000万ユーロの契約解除金を提示できるかどうかにかかっているようだ。
いずれにせよ、リバプールはアクセル全開で日本代表MF久保建英の同僚MFを狙っており、クラブ間での合意がなされれば、一気に移籍の話が成立する見通し。スロット監督にとっても補強第一号になり、新シーズンに向けてチーム作りが進み始める。
過去にソシエダからリバプールに移籍した元スペイン代表MFシャビ・アロンソにも準えられるクリエイティブな守備的ミッドフィルダーは、今季アンフィールドで活躍することになるのだろうか…?