弱冠16歳ながらもその才能を評価され、セルティックからリバプールに移籍した快足FWベン・ドーク。ユルゲン・クロップ監督のもとでは、プレミアリーグやヨーロッパリーグを通して、10試合に出場し、トップチームで経験を得た。
アルネ・スロット監督の就任後、プレシーズンに帯同するも、トップチームのメンバー入りは叶わず、チャンピオンシップのミドルズブラにレンタル移籍。同クラブでは10試合を終えた時点で、1ゴール3アシストと、スタメンとして活躍中だ。
同じくミドルズブラに在籍し、スコットランド代表でもある22歳FWトミー・コンウェイは、3歳年下のウィンガーのプレーぶりを大絶賛。このままチャンピオンシップで好プレーを継続し、リバプールに戻ったときにはトップチームに定着することを期待していると、自らの考えを語った。
「ドークには手を回し、少し面倒を見てきた。でも、彼は水を得た魚のように、ここミドルズブラに馴染んでくれたよ。」
「彼のことは言葉では言い尽くせない。ピッチの外でも、ピッチの中の彼と同じで、生き生きしている。あの子はいつも燃えている。うまくいけば、僕ら2人とも国際舞台で活躍し、大混乱を引き起こすことができるだろう。」
「ドークがボールを持ってドリブルし、誰かに向かっていくとき、何かが起こると予感させる。僕自身もストライカーとして、それを望んでいる。ステップオーバーでサイドラインまで行き、クロスを入れてくれるんだ。」
「彼はスコットランド代表でもそれができる。前回の合宿で見ただろう。クロアチア戦ではヨシュコ・グヴァルディオルを苦しめた。ドークが戻ってきたとき、冗談交じりに手玉に取ったと言っていた。それが彼を端的に表している。」
「彼のペースと技術は誰が見てもわかる。まだ若く、学ぶことがたくさんあるが、自信を失ったことはない。スコットランド代表として全試合に先発出場すべきだと思っている。サッカー選手として、そう考えなければならない。」
「クロアチア戦とポルトガル戦では先発し、トップチームだからとはしゃいでいた。確実に良い方向に進んでいる。ドークは長い間、トップチームの環境に身を置いてきた。ドレッシングルームでの身の振り方も心得ている。」
「リバプールに戻れば、自分が先発するべきだと考えるだろうし、それは彼の人柄の賜物だ。そういうメンタリティを持っていれば、そうなるだろう。やがて彼がリバプールに戻った時、トップチームに入ることを期待している。」
Daily Record