2017年の夏、ローマからリバプールに新天地を求めたエジプト代表FWモハメド・サラーは、フロンロスリーの一角として数々のゴールを記録。アルネ・スロット監督が率いる現在のチームでもエースを任されており、17試合を終えた時点で10ゴールと10アシストを達成している。
アンフィールドでは200ゴール以上も決めており、現役ながらもエジプシャン・キングとしてレジェンド入りしている32歳の右ウィンガーだが、ワトフォードなどでプレミアリーグでも活躍し、現在は無所属が続く36歳FWトロイ・ディーニーが衝撃の発言を行った。
「モハメド・サラーは偉大だと思うし、リバプールにとって極めて重要な存在だ。彼らはこのような状況(契約満了まで1年未満になること)にさせるべきではなかった。」
「しかし、彼らが守ろうとする金銭的な構造があることは理解しているつもりだ。」
「自分の意見は、彼がワールドクラスだとは思えないというものだ。」
「でも、ワールドクラスというのは見解の相違に過ぎない。私が考えるワールドクラスとは、自分の子供たちにあの選手のようなプレーをさせたいかどうかという意味で、それがワールドクラスだと思うんだ。」
「もしも私が、フォワードになりたい子供たちに質問されたら、モハメド・サラーではなく、ヴィニシウスのプレーを参考にしてほしいと言うだろう。」
「だが、彼(サラー)が決めるゴールは信じられないほど多く、非常に効果的。これはあくまで私の意見だ。」
「おそらく彼は振り返って、”トロイって誰だ?”と言うだろう。それも理解できるが、これが私の意見なんだ。」
talkSPORT
世界各国の投資マネーが注ぎ込まれ、世界中からスタープレーヤーが集うプレミアリーグ、優勝を巡るレベルは群を抜いており、チャンピオンズリーグ出場権を得るのも非常に困難。トップレベルのリーグにおいて、継続的にこれだけの活躍をしている選手に対して、目立つプレーがないだけでワールドクラスではないと発言するのは浅はか。
毎年多額の資金を投入し、国内リーグのライバルはバルセロナやアトレティコ・マドリードくらい。チャンピオンズリーグにも集中しやすい環境に身を置き、チームのために守備に走らないで、バロンドールを取れなかったからといって、受賞者を祝えれない選手をワールドクラスというのは定義を改めた方が良さそうだ…