10代の頃から非凡な才能を見せ付け、バルセロナの下部組織で力を磨いたオランダ人MFシャビ・シモンズは、2019年にパリ・サンジェルマン入り。トップチームでこそ輝いていないものの、レンタル先のPSVアイントホーフェンやRBライプツィヒでは好プレーを披露し続けている。
昨シーズンも過ごしたライプツィヒに今季もローンで加入しているオランダ代表MFは、直近こそ足首の負傷で離脱が続くが、11試合で3ゴール2アシストを挙げてきた。ユルゲン・クロップ前監督が高く評価していたと報じられてきたが、来夏にもリバプール移籍の可能性がある。
海外メディア『the Athletic』によると、もし21歳の攻撃的ミッドフィルダーがふたたびPSGを去ることになれば、リバプールが最も可能性の高い移籍先のひとつのようだ。なお、アーセナルやバルセロナ、バイエルン、レアル・マドリードらも候補に挙がっている。
現在のリバプールでは、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライやイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオット、イングランド代表MFカーティス・ジョーンズらがプレーする攻撃的ミッドフィルダーのポジション以外にも、今シーズンは左ウィンガーとしての起用が増えつつある。
オランダ代表の一員として臨んでいるネーションズリーグでは右ウィンガーでもプレーしており、中盤だけではなく、前線でも対応可能。様々なところで一定レベル以上のパフォーマンスを披露できるのは貴重な存在で、そのユーティリティ性は買いだ。
ブンデスリーガやヨーロッパの舞台でも実力を証明している若きミッドフィルダーだが、フランスのクラブを離れて、イングランドかスペインに新天地を求めることになるのだろうか…?