今シーズン、絶好調なエジプト代表FWモハメド・サラー。アルネ・スロット監督率いるリバプールの攻撃を牽引し続け、脅威的なペースで得点とアシストを重ねており、プレミアリーグで首位に立つクラブの源になっている。
契約は今年夏までになっており、クラブ側と交渉が続く32歳のベテランウィンガーは、数々のタイトルを勝ち取ってきたこともあって、バロンドール獲得には興味がないと語りつつも、今季は国内リーグ制覇を目標に掲げていると明かした。
「昔は(目標が)あって、そのために夢中になっていた。」
「でも今は、多くのものを勝ち取ることができた。それ(バロンドール)はもう僕の原動力にはならない。特に今年はチャンピオンズリーグよりもプレミアリーグで勝ちたいんだ。プレミアリーグで、チームの勝利に大きく貢献すること、それは最高だよ。」
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ユルゲン・クロップ監督という名将を失ったリバプールだが、オランダ人指揮官はスター選手の集まるチームを見事に統率し、中盤には自らのエッセンスも注入し、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで快走している。
エジプシャン・キングは、他の選手がメディアに明かしている通り、物事をストレートに伝える人物であると語った。また、細かな部分にも神経を尖らせ、戦術的な側面でも非常に優れていると同監督の手腕を絶賛した。
「アルネ・スロットの成長には驚いた?そうだね。彼と仕事をする前はそうだったけれど、今は一緒に仕事をしていて、彼がいかに細部にこだわっているか、いかに些細なことに集中しているかがわかる。彼にはエゴがない。”ミスをしたから、それを解決しよう” というのが(スロットの)姿勢なんだ。」
「試合中、ハーフタイム、試合終了時など、何度もあったことだ。彼にはエゴがなく、”ミスをしたから、よし、変えよう”。それで終わり。だから、もう驚かないんだ。」
「彼は対立を好む。いつもではないが、それは良いことだ。彼は物事をストレートに面と向かって言う。監督が何を望んでいるのかを知ることは、選手にとってとても大事なことだと思う。白黒はっきりさせるように、本当によく説明してくれる。だから、それを受け入れるか、離れるか。戦術的にもとても優れている。もっと細部にまでこだわるし、チームごとに何かを変えようとする。」
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