サウジアラビアのアル・ナスルは今冬、リバプールFWダルウィン・ヌニェス獲得に乗り出した。しかし、代役の確保が困難なため、ウルグアイ代表ストライカーの放出を断念。結果的には、アストン・ビラからコロンビア代表FWジョン・デュランを迎え入れた。
ところが、中東のクラブはふたたび獲得に動き出すとの予想がされており、リバプールは売却にも前向きとの報道が出回っている。他にも、フェデリコ・キエーザやディオゴ・ジョッタらの去就も不透明になっており、スペインに視線を向けている。
スペイン紙『Fichajes』によると、マージーサイドのクラブは、アトレティコ・マドリードに所属するアルゼンチン代表FWディエゴ・シメオネに関心を示しており、移籍成立には4000万ユーロの金額を支払う必要があるようだ。
同クラブを率いるディエゴ・シメオネ監督を父に持つ22歳のアタッカーは、レアル・サラゴサやアラベスでのレンタル移籍を経て、今シーズンはマドリードのクラブにおいて、29試合を終えた時点で、4ゴール5アシストを記録している。
右ウイングを主戦場に戦っており、2024年11月にはアルゼンチン代表デビューを飾った。センターフォワードとしてもプレー可能で、期待値を超えられていないイタリア代表FWフェデリコ・キエーザに代わり、モハメド・サラーの控えになれる可能性もある。
ただし、まだまだトップレベルでの試合経験は少ない。ラ・リーガでも通算で30試合を超えたばかりで、チャンピオンズリーグも今季が初めて。7試合で出番を得ているものの、実の父親とともにさらなる成長を手にするのが先決。
いますぐにイングランド挑戦が実現するとは考えられず、リバプールも本腰を入れるとも思えない。今後もスペインで活躍を続けるのが現実路線だが、予想に反して、プレミアリーグに上陸することになるのだろうか…?
