ユルゲン・クロップ監督に代わり、リバプールの指揮官の座に就いたアルネ・スロット。プレミアリーグ開幕から好調を維持してきたが、ここに来て勝負所で勝てない試合が増えつつあり、2位アーセナルにジリジリと詰め寄られている。
新体制で、センターフォワードを張るのはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ。レギュラー扱いを受けていたものの、負傷期間にルイス・ディアスが台頭したこともあって、ポジション争いは熾烈になっている。
海外メディア『Football Insider』によると、アルネ・スロット監督は元ウルブスFWを長期的な戦力として看做しておらず、この夏にも同選手と決別を計画しているようだ。センターフォワードを探すアーセナルも関心を示していると噂され、サウジアラビア説も浮上している。
非常に器用なタイプのアタッカーで、当初は左ウイングを主戦場にしていたものの、いまや最前線でも屈強なセンターバックと張り合いつつも、味方にボールを落とし、フォワード陣の連携を生むためのキッカケを作る。
頭や両足でゴールを奪える高い得点力も兼ね備えており、毎シーズンのように数ヶ月間は負傷で離脱してしまうデメリットは存在するが、依然としてトップチームには欠かせない選手にも思える。
28歳フォワードだけではなく、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスにも退団の可能性が高まっており、オランダ人指揮官が望むような布陣に作り替えるための戦力補強に向けて、資金作りとして主力フォワード陣を犠牲にする可能性もある。
はたして、リバプールでここまで64ゴールを決めてきたポルトガル人フォワードは、今シーズンをもってアンフィールドを離れてしまうのだろうか…?