プレミアリーグで最下位に沈むサウサンプトンにおいて、強豪クラブの熱視線が向けられている19歳FWタイラー・ディブリング。主戦場は右ウイングで、左足でのボール扱いは卓越しており、相手に囲まれても巧みなテクニックでマークをかわす。
カウンターでも実力を発揮できるタイプの選手で、右サイドからのドリブル突破や質の高いパスからチャンスを生み出す。ここまでプレミアリーグやカップ戦などを通じて30試合以上に出場を果たし、試合ごとに成長を遂げている。
来季からチャンピオンシップに舞い戻ることがほぼ確定しているだけに、19歳のアタッカーはトップレベルのリーグで戦い続けるためにもステップアップを考えていてもおかしくはない。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によると、イングランドでも最高のタレントのひとりである同選手に対して、マンチェスター・ユナイテッドやリバプールがスカウトを派遣し、成長を見守っているようだ。
「サウサンプトンにとっては複雑なシーズンだが、それでも彼は最高のタレントのひとりだとみなされている。例えば、マンチェスター・ユナイテッドやリバプールがスカウトを送り込んでいるという話も何度か聞いたよ。」
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モハメド・サラーが契約更新したとしても、今年6月には33歳を迎えるため、長期的な活躍は見込めない。ルイス・ディアスらウィンガー陣にも退団の噂が飛び交っており、前線の大幅な入れ替えが実施される可能性もある。
スピードこそサラーに匹敵しないが、持ち前のテクニックで対峙する左サイドバックを困らせる。バリバリのウィンガーというよりも、右ウイングのチャンスメーカーの印象も強く、リバプールの攻撃が様変わりするかもしれない。
はたして、リバプールは19歳のアタッカー獲得に本腰を入れ、マンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦を制することができるだろうか…?