アルネ・スロット監督が率いるチームは、プレミアリーグ制覇に向けて、圧倒的に優位な立場にいる。ローテーションを多用しないため、主力組のコンディション不良が深刻で、チャンピオンズリーグやカラバオカップ決勝は、それぞれパリ・サンジェルマンとニューカッスルに歯が立たなかった。
来シーズンに向けて、ユルゲン・クロップ監督のチームから少しずつ入れ替わりを狙い、オランダ人指揮官は、あらゆるポジションで強化を画策している。センターバックや右サイドバックなどに加えて、センターフォワードやウィンガーも補強が必要と見られている。
ダルウィン・ヌニェスやディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、フェデリコ・キエーザに移籍の噂が出回っており、前線の大幅な入れ替えが起こり得る。
かつてフェイエノールトやフローニンゲンなどオランダのクラブで監督を歴任してきたロブ・ヤコブス氏は、現在フェイエノールトに所属するブラジル人FWイゴール・パイシャオンが、リバプールFWコーディ・ガクポより危険な選手だと語り、リバプールをさらに強くすると主張した。
「だったら、私は(イゴール・)パイシャオンを選ぶよ。彼はリバプールを強くすると思う。アルネ・スロットも彼の成長を楽しむべきだ。ガクポももちろん素晴らしい選手だし、リバプールでもうまくやっているが、パイシャオンの方が優れていると思う。」
「リバプールがフェイエノールトにオファーしても驚かないよ。4000万ユーロか5000万ユーロか?イングランドではそんなことで騒がないよ。彼は日に日に良くなっている。信じられないほどゴール志向で、フェイエノールトで最も危険な男だ。」
「見事なゴールも決める。彼のゴールの決め方は普通じゃない!あれはミスを罰する方法だ。彼はブラジルの事前選考に無駄に残ったわけではない。」
1908.nl
2022年にコリチーバからオランダに渡った1.68mの小柄なウィンガーは、左や右のウイングでプレー。今シーズンもチームの主軸を担い、エールディヴィジやチャンピオンズリーグなどを通じて、38試合が終了した時点で、11ゴール15アシストを挙げている。
ボール扱いに優れ、小柄ならではのクイックネスを活かしたドリブルで局面を打開する。ヨーロッパリーグなどでも経験を積んでおり、年齢も24歳になり、そろそろステップアップを考えるべき時期に差し掛かっている。
はたして、元ブラジルU-23代表のアタッカーは今季限りでオランダを離れ、プレミアリーグに羽ばたくのだろうか…?
