インゴルシュタットから移籍して以来、フライブルクで3シーズン目を過ごす22歳MFマーリン・ロール。昨シーズンから徐々に出番を増やし、今シーズンも先発での出場を増やしていくに思われたが、負傷の影響もあって、今のところ17試合でピッチに立ってきた。
常にレギュラーを任されてきたわけではないが、ブンデスリーガでは将来を嘱望される。ドイツU-21代表でも9試合に出場を果たしており、セカンドストライカーや攻撃的ミッドフィルダー、左右のウィンガーなど前線における多くのポジションでプレーできる同選手には、プレミアリーグから熱視線が向けられている。
ドイツ紙『Sport Bild』によると、リバプールやエバートン、ニューカッスル・ユナイテッドの3クラブが、未来のドイツ代表ミッドフィルダーに関心を示しており、2500万ユーロとも言われる移籍金と引き換えに獲得を試みる可能性があるようだ。
リバプールにとって、ミッドフィルダーは優先順位の高いポジションではある。ただし、どちらかと言えば、来夏にも獲得を狙っており、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの負担を軽減するためにも、守備的ミッドフィルダーが最優先されるはずだ。
まだドイツの国内リーグで圧倒的な実力を示しているとは言い切れず、まずはブンデスリーガでさらなる成長が求められる。192cmと高身長なミッドフィルダーは、アルネ・スロット監督の欲する人材になり得るが、少し時期が早いかもしれない。
はたして、ドイツU-21代表MFは母国を離れ、イングランドで新たな挑戦を始めるのだろうか…？