昨夏の移籍市場において、ボーンマスに加入した20歳DFディーン・ハイセンは、初めてのプレミアリーグで才能をいかんなく発揮。ウクライナ代表DFイリア・ザバルニーとともに、強固な最終ラインを築いている。
2mにも近い高身長で、空中戦に強い。モダンなセンターバックに必要となる正確なパスやフィードも持ち合わせており、裏に広がるスペースをカバーするだけの走力もある。序盤戦こそベンチを温めていたが、徐々にスタメンの座を掴み取り、ここまで30試合以上に出場してきた。
両足を使える若きセンターバックは、2025年3月にスペイン代表デビューも果たした。同選手に対しては強豪クラブが熱視線を送っており、レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘン、そして、リバプールやチェルシー、アーセナル、ニューカッスルのイングランド勢も獲得に動いている。
移籍事情に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏は、代表チームでプレーする国に移籍するのではなく、プレミアリーグ国内に留まり、上位のクラブにステップアップを果たすだろうと報じた。
「最も興味深いのはディーン・ハイセンのケースだろう。2カ月以上前に明らかになったように、彼には5000万ポンドのリリース条項があり、この夏にボーンマスを去るつもりだ。」
「レアル・マドリードからの関心はある。スペインから多くの噂が出ているが、今のところレアル・マドリードはセンターバックに投資するかどうかまだ決めていない。だから、ディーン・ハイセンは今のところ、プレミアリーグの内部移籍に傾いているんだ。」
「彼はプレミアリーグでプレーを続けるだろうが、別のクラブでプレーすることになる。リバプール、チェルシー、アーセナル、ニューカッスル…この4クラブが興味を示しているのは間違いない。バイエルンも何週間も前から声をかけているが、プレミアリーグの別のクラブが最も現実的な移籍先のようだ。」
the Daily Briefing
マージーサイドのクラブは、新たに2年契約を結んだオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの長期的な後継者を探している。ジョー・ゴメスやジャレル・クアンサーの去就が慌ただしくなる中、フランス代表DFイブラヒマ・コナテとパートナーになれる人材を求めている。
スペイン代表で次の時代を背負うかもしれない20歳のセンターバックはその条件に当てはまる。はたして、リバプールはディーン・ハイセンの獲得に成功するのだろうか…?
