川崎フロンターレやロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでのプレーを経て、ブライトンの主軸にまで成長した日本代表FW三苫薫。今シーズンも左ウイングからチャンスを作りつつも、自らゴールを奪い、36試合に出場し8ゴール3アシストを挙げてきた。
2021年にデビューした日本代表でも27試合で8ゴールを奪っている左ウィンガーは、プレミアリーグでも屈指のアタッカーとしての地位を築いている。27歳になり、強豪クラブにステップアップするのに適切な時期を迎えている。
昨年の夏にも移籍の噂が持ち上がっていたが、今季はブライトンに残留。今夏にはその可能性が高まっており、プレミアリーグの複数クラブが関心を示しており、リバプールもその中のひとつのクラブであると、海外メディア『TEAMtalk』が伝えた。
ブライトンも主力戦力を簡単には手放すつもりはなく、同紙によると8000万ポンドもの大金を要求するようだ。2027年6月までの契約を残しているとはいえども、年齢も含めてそこまでの高額な移籍金で交渉が進むとは思えず、所属クラブが譲渡しない限りは移籍は実現しないだろう。
マージーサイドのクラブは、コロンビア代表FWルイス・ディアスの放出も検討しているとの噂も出回っている。もしも28歳のウィンガーをバルセロナやサウジアラビアに旅立つ場合には、左サイドから崩せる日本人プレーヤーは理想的な人材だ。
しかし、年齢的にはまもなく28歳になるため、世代交代の意味合いでは好ましい補強と言えない。20代前半から中盤の選手がターゲットになる見通しで、加えて大金を投じる必要のある選手に執着するとは思えない。
はたして、リバプールは日本代表のウィンガー確保に本腰を入れ、獲得に動き出すのだろうか…?
