4試合を残して、プレミアリーグを制覇したリバプール。キャプテンマークを巻くオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは最終ラインで高いリーダーシップを発揮し、チーム全体も引き締めて、国内リーグ優勝に大きく貢献した。
個人スキルはもはや説明する必要もない。世界でも屈指のセンターバックで、フル代表でもチームの精神的な支柱かつ優れたディフェンダーとして活躍する。リバプールとも2年間の契約延長に合意し、今後数年間も第一線でチームを率いてくれるはずだ。
今年中に34歳を迎える同選手に対して、元オランダ代表MFルート・フリットは近年で改善したポイントを解説。また、いまではコーチングスキルも向上しており、周りにいる選手も向上させる最高のディフェンダーであると絶賛した。
「今の彼が良くなったのは、ボールを持って前に行くようになったことだ。」
「以前は、彼がボールを持つと “待って…待って…それから左サイドバックにボールを渡す” という印象だった。」
「また、ストライカーが中盤に下がると、ファンダイクがそれに対応する。前までは後ろに下がっていたのに、今は誰にもスペースを与えない。それが彼の違いだ。」
「ファンタスティックなプレーをしている。彼は断然、最高のディフェンダーだ。それに、これまで話してきたようなこともあって、私は彼をとても酷評していたんだ。」
「彼はそれが気に入らなかったようだ。それが気に入らず、自分自身にとても満足していることもあるが、目を覚ます必要があることもある。君は最高の選手なんだから、毎回それを示さなければならないんだ。」
「スタム。クーマン。みんなそうだ。いいプレーをするだけでなく、自分が何を目指しているのか、周囲の状況をうまくまとめているのか、他の選手をより良くしているか?そして、これは彼が持っているはるかに大きなアドバンテージだ。」
「彼は以前よりずっと優れた方法でコーチングしている。これまではラジオから流れてくる “いいパスだ!” みたいなコーチングだった。そうではない!今、彼は周りの選手にコーチングをしている。ああ、そうだ!オランダで最高のDFのひとりだよ。」
