スコットランドの名門セルティックで躍動を続ける日本代表FW前田大然は、今季のクラブにおいて圧倒的な存在感を放っている。主戦場は左ウイングながらも、センターフォワードとしても高い適応力を誇り、多才なアタッカーとしてチームの攻撃を牽引してきた。
2024-25シーズンの公式戦において、48試合33ゴール12アシストという驚異的な数字を叩き出し、スコティッシュ・プレミアシップの得点王争いを繰り広げ、アシスト数でもトップ争いに食い込んでおり、その貢献度は計り知れない。
所属クラブ内では “マシン” ”フィジカルモンスター” とも称され、ハードワークと得点力を兼ね備えた希少な存在として高く評価されている。同クラブの通算でも155試合62ゴール28アシストという安定感を見せ付けている。
海外メディア『TBR Football』によると、スコットランドで爆発力を発揮する日本代表フォワードに対して、プレミアリーグから熱視線が向けられている。リバプールやアーセナル以外にも、チェルシー、トッテナム、アストン・ヴィラ、ブレントフォード、フラム、クリスタル・パレス、ウェストハム、昇格組のリーズ・ユナイテッドまで、多くのプレミアリーグクラブがスカウトを派遣しているようだ。
この夏には本格的な争奪戦に発展する可能性もある中、スピード、運動量、決定力、そしてビッグマッチでの勝負強さを持つ27歳のアタッカーは、リバプールにとっても魅力的な逸材。推定される移籍金も2500万ポンドと割安で、レギュラーにせずとも、チームメンバーのひとりとして戦力アップに繋がるだろう。
セルティックにとって大きな収入源となり得る金額で、獲得レースに参加するクラブが増えれば増えるだけその金額が高騰していく。プレミアリーグのレベルとは比較できないものの、市場価値以上のポテンシャルを秘めたアタッカーが、世界最高峰のリーグへステップアップする可能性は日増しに高まっている。
リバプールは、プレミアリーグ王者として新シーズンに向けた再構築を進めている。アルネ・スロット監督のもと、センターバックと中盤に加え、ダルウィン・ヌニェスの代替を担える存在として前田に注目しているとの声もある。
アーセナルも現在、ガブリエル・ジェズスの決定力不足やカイ・ハフェルツの適正ポジションの問題などもあって、新たなストライカーを探し続けている。アレクサンデル・イサクが最優先のターゲットとも言われる中で、日本人フォワードもターゲットのひとりとして名前が挙がっている。
スコットランドのクラブにとっては大きな痛手になるが、日本代表のチームメイト、遠藤航や三苫薫らも活躍する夢の舞台に歩みを進めるのだろうか…?
