リバプールがウェストハムFWモハメド・クドゥス獲得に動く可能性――“逸材”に足りない決定的な要素とは?

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リバプールがウェストハムFWモハメド・クドゥス獲得に動く可能性――“逸材”に足りない決定的な要素とは? 移籍

プレミアリーグのタイトルを手にしたリバプールが、来季に向けてさらなる飛躍を目指して動き出している。その中で、補強候補として浮上しているのが、ウェストハム・ユナイテッドに所属するガーナ代表MFモハメド・クドゥスだ。

イングランド国内の複数メディアによれば、アルネ・スロット監督の下で刷新が進められるリバプールが、クドゥスの獲得を視野に入れているという。特に注目すべきは、クドゥス自身が「リバプール移籍を熱望している」とされる情報だ。この“願望”が、交渉の行方を左右する鍵となるかもしれない。

リバプールとガーナ代表アタッカーとの関係はいまに始まったことではない。これまでも幾度となく、アンフィールド移籍が噂されてきた。エジプト代表FWモハメド・サラーの長期的な後継者としてターゲットに浮上していた。

ウェストハムとマンチェスター・ユナイテッドで長年スカウトを務めた経験を持つミック・ブラウン氏は、海外メディア『Football Insider』とのインタビューで、クドゥスに関心を寄せるクラブとしてリバプール、アーセナル、そしてマンチェスター・シティの名前を挙げた。

「彼は確かにリバプールが注目しているリストに載っている。」と語ったブラウン氏は、さらに踏み込み、「もしオファーが届けば、クドゥスはその機会に“飛びつくだろう。」と断言。本人が明確な意志を示している点は、交渉を進める上で大きな追い風となり得るだろう。

しかし、期待の声ばかりではない。ブラウン氏はクドゥスのポテンシャルを高く評価する一方で、冷静な視点から彼の生産性の欠如に警鐘を鳴らしている。今季のプレミアリーグにおいて、29試合に先発出場しながら、わずか4ゴールという結果に終わっていることからも明らか。

プレーメイカーとしての創造性やドリブル突破は魅力的だが、「試合の大半で十分なインパクトを残せていない。」とブラウン氏は指摘する。リバプールが求めるのはすぐにでもエジプシャン・キングと張り得るだけの逸材で、その点においてスタメンを脅かす存在になり得るかどうかは疑問が残る。

ガーナ代表の24歳FWには8000万ポンドのリリース条項が存在するとされているが、ブラウン氏は「この額に見合うパフォーマンスは今のところ示せていない。」とバッサリ。チーム全体の状況が悪かった要素を差し引いても、今シーズンのパフォーマンスで8000万ポンドはどのクラブも支払わないはずだ。

さらに言えば、攻撃における貢献度は高く、その意欲も魅力。ただし、守備への切り替えは決して早いとは言い難く、ウェストハムよりも高いインテンシティが求められるリバプールやアーセナル、シティで活躍できるかは未知数。

来シーズンは、プレミアリーグ初挑戦となった2023/24シーズンのように目覚ましいパフォーマンスを見せ付け、ふたたび強豪クラブが熱視線を送る存在になるのが先決だろう…

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