ギリシャ代表としても活躍している28歳のコスタス・ツィミカスは、2020年にオリンピアコスから加入。アンディ・ロバートソンの控えとして、公式戦100試合以上に出場し、FAカップやリーグカップ、そして今季のプレミアリーグ制覇にも貢献した。
アルネ・スロット監督は左サイドバックの再編成を狙っている。ロバートソンは30歳を超え、毎週のように2試合をこなす体力はなくなっており、スコットランド代表キャプテンの長期的な後継者に注目している。
リバプールがこの夏、大きな決断に踏み切る。海外メディア『Football Insider』によれば、契約が2年残るものの、将来的なレギュラーの資質を見出していないとされていないギリシャ人のサイドバックの売却準備を進めているようだ。
フィールド外でもチームに好影響を与えていたツィミカスは、モハメド・サラーとの親交は有名。とはいえ、サラーに限らず、ベンチでは隣になった選手と一生喋っている姿がカメラで抜かれており、明るい性格はチームを支えている。
気になる後任候補として、リバプールのスカウト陣が注目しているのが、ボーンマスの若手DFミロシュ・ケルケズ。ハンガリー代表としても評価を高めている21歳のサイドバックは、スピードと攻守の切り替えに優れた現代型フルバックだ。
即戦力かつ将来的なレギュラー候補として左SBを補強する方針で、ケルケズはその理想像に合致している。ロバートソンとのポジション争いを経て、長期的な主軸として育てる可能性が高い。
ハンガリー人ディフェンダーを確保するための資金作り、ならびにポジションを空けるためにも、ギリシャ代表DFの放出は避けられなさそう。はたして、28歳の左サイドバックは新天地として、どのクラブに降り立つのだろうか…?
