トレント・アレクサンダー=アーノルド退団に伴い、右サイドバックは若手の北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーと負傷癖のあるジョー・ゴメスを残すのみになった。前者はシーズンを通してプレーした経験がなく、後者は常に怪我の不安が付き纏う。
その右サイドバックの強化に向けて、リバプールはバイエル・レバークーゼンに所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポンとの交渉を進めており、個人合意ならびにクラブ間合意にも近づいており、移籍実現は時間の問題と見られる。
現役時代、リバプールでも活躍した元イングランド代表FWスタン・コリモアは、21歳のサイドバックがシーズンを通してコンディションを維持できるか不安を語りつつも、フリンポンがアンフィールドで活躍する太鼓判を押した。
「コナー・ブラッドリーが何度も怪我に悩まされていることを考えると、トレントが去った今、リバプールがこの夏に新しい右サイドバックを獲得することは必要だと思う。」
「ブラッドリーはプレミアリーグで良いスタートを切ったが、彼が偉大な選手になるかどうかはまだわからない。彼はまだ、トレントの後釜としてフルタイムでプレーできるレベルには達していないと思う。」
「ジェレミー・フリンポンは素晴らしい選手だし、もし契約が成立するなら、とても喜ばしいことだ。そして、もし契約が成立すれば、セルティックは素晴らしい売却益を得ることになるだろう。」
「前に出るのが得意なサイドバックの能力は重要であり、リバプールがすでに獲得に動いているのは非常に賢明だ。」
「リバプールで活躍すると思う。彼は素早いし、前に出るし、守備もうまい。クラブのプロフィールに合っているから、大成功を収めるはずだ。」
CaughtOffside column
攻撃力の高いサイドバックだけに、守備面での不安は残る。とはいえ、小柄ながらもフィジカルに優れ、スピードやアジリティでアレクサンダー=アーノルドを凌駕するだけに、右サイドのディフェンスは強化されることは間違いない。
オランダ人比率の高まるリバプールだが、プレミアリーグ2連覇に向けて、またチャンピオンズリーグでより上位を目指すためにも、フリンポンに留まることなく、積極的な補強を実施することだろう。
