フラムで脚光を浴び、リバプールではユルゲン・クロップ監督のもとで順調に成長。途中レンタル移籍したブラックバーンで飛躍すると、以降は攻撃的ミッドフィルダーにポジションを移し、インサイドハーフとして出場時間を増やした。
ところが、アルネ・スロット体制で壁にぶち当たっている。ドミニク・ソボスライやカーティス・ジョーンズら運動量が多く、走力もあるミッドフィルダーを10番に置くことを好んでおり、22歳の若きMFはピッチで輝けていない。
プレミアリーグ優勝を決めるまで国内リーグで先発出場はなかった。最近こそチェルシー戦や昨日のブライトン戦で先発として名を連ね、ゴールも奪っているが、イングランドU-21代表MFの去就は不透明のまま。
ブライトン相手に敗戦した試合後にインタビューに応えた同選手は、プレミアリーグ最終節は勝って終わりたいと語りつつも、出番のない日々への不満とも取れる発言を行い、今後については何が起こっても仕方ないとも付け加えた。
「僕たちはシーズンを通して本当にハードに働いてきたし、お祝いに浮かれてはいけない。」
「僕のようにシーズンを通してあまりプレーしていない選手もいるし、試合に出て楽しむことが大事なんだ。勝って喜びたい。ポジティブに捉えて、来週の最終戦につなげたい。」
「今シーズンはそれができたと思う。どれだけプレーしたかを考えると大変だった。できる限り努力したし、何が起こっても仕方ない。自分のキャリアにとって何がベストなのか。反省し、自分に何ができるかを見極めることだ。僕は今ここにいて、最終戦に集中している。」
Sky Sports
ブラジル人MFマテウス・クーニャの退団濃厚なウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが関心を示し、ニューカッスル・ユナイテッドやボーンマスなどの名前も浮上。要求額で交渉がまとまるか不安は残るものの、移籍先には困っておらず、今でもそのポテンシャルは高く評価されている。
はたして、10代の頃からリバプールのトップチームに帯同してきたエリオットは来季もアンフィールドに留まるのか、もしくは別のクラブに出番を求めるのだろうか…?
