「別の惑星に飛ばされた」リバプール加入当初の日々を振り返ったイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが語ったこととは!?

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「別の惑星に飛ばされた」リバプール加入当初の日々を振り返ったイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが語ったこととは!? キャリア

昨シーズンが始まる前、ユベントスで戦力外になっていた27歳FWフェデリコ・キエーザに白羽の矢を立てたのは、リバプールだった。バルセロナなども関心を示していたが、最終的にはイングランドでの新たな挑戦に歩みを進めた。

ところが、初めてのプレミアリーグは困難だらけ。移籍してからはコンディション不良のため、アカデミーの試合くらいにしか出場できず、コンディション調整が続いた。その後、カップ戦などで出番を得るものの、思いの外プレー時間は伸びず、不本意なシーズンを過ごした。

ピッチ上で輝きを放つシーンもなくはないが、レギュラーの座を掴み取れるかと言われると微妙な立場にいる。セリエAでは実力を示したイタリア代表のウィンガーだけに、わずか1年での母国復帰の可能性がイタリアメディアを中心に報じられている。

プレシーズンにも参加できずにリバプールに加入した当時を振り返り、キエーザはインテンシティに慣れるのは困難を極めたと語りつつも、監督やクラブ側が慣れるための環境を整えてくれていたことにも触れた。

「8月26日にリバプールに到着し、それまで一緒に練習したこともなく、親善試合も何もないまま、別のチームメイトと別の惑星に飛ばされたことを忘れないでほしい。」

「思い起こせば、昨秋のリバプールは他の3倍のスピードで進んでいた。その激しさは異常だった。」

「アルネ・スロットは僕をセンターフォワードとしても使っていた。僕の役割を変えたのはマックス(・アッレグリ)で、もっとゴールを決めるためにセカンドストライカーとして動くように促したんだ。これは重要な経験で、形成的なものだった。」

「英語を勉強していたから、言葉の問題はなかった。サッカーの考え方も含めて、異なる文化や考え方に自分を照らし合わせるのは本当に楽しかった。例えば、プレミアリーグでは週に一度、家族と過ごしたり、休養したり、回復したりするための休みがある。イタリアではそうではない。」

「トレーニング・リトリートは当たり前ではなく、ごくたまに行われるものだ。スロットがオランダ人であっても、試合前夜にホテルに泊まるのはアウェーの試合だけで、ホームでの試合はない。」

「家族との時間を残すことに本当に重点を置いており、選手がフィールドの内外で良いコンディションでいられるよう、舞台裏では常に努力を続けている。」

「ピッチの上ではとてもシンプルだ。すべてを最大にプッシュし、強度を永久に保ち、決して間を空けない。ストライカーは5秒でボールの後ろに戻る。フィジカル面での出力は並外れている。」

「最初のころは、この急激な変化と、すでにフィットネスレベルが大幅に遅れていることに苛立っていた。」

「スロットの決断に対して、彼とクラブはいつも僕を尊重してくれていたのに、反論することができただろうか?もちろんプレーしたかったが、状況を理解していたから、そのフラストレーションは脇に置いておいた。個人主義を棚上げにしたんだ。」

「今シーズンは終わったけれど、またやりたいと思える経験だった。すぐにクラブ、代理人、家族とテーブルを囲み、最善の解決策を選ぶつもりだ。リバプールに残ってもかまわないよ。」

Corriere dello Sport

モハメド・サラーやコーディ・ガクポ、ルイス・ディアスら強烈なフォワード陣を擁するリバプールだけに、スタメンの座を射止めるのも一苦労。

同選手にはマッシミリアーノ・アッレグリ新監督が就任したACミランだけではなく、インテル・ミラノ、ASローマなどイタリアの強豪クラブが関心を示しているとの噂が出回っている。

そうした雑音にもキエーザは、どのクラブとも接触していないと現状を明かした。一方で、キャリアを転換させ、新たなポジションでの活路を見出してくれたアッレグリ監督が復帰したACミランの躍進を期待していると口にした。

「イタリア代表に復帰したい。どのクラブとも噂があると書いてあったけど、直接連絡を取ったことはない。ただ、開幕直後にアレッグリから幸運を祈るメッセージをもらっただけさ。」

「彼は偉大な監督だよ。僕のポジションを変えてくれた上に、トップクラブと中堅クラブの監督の違いを気づかせてくれたからね。アカデミーでは学べないカリスマ性、感性、マネージメントといったものがあるんだ。」

「アレッグリはミランをすぐにスクデットを目指させてくれると確信している。」

Corriere dello Sport
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