フィルジル・ファンダイクやモハメド・サラーとは契約更新に成功したリバプールだが、アカデミー時代からアンフィールドで育ったトレント・アレクサンダー=アーノルドとの交渉には失敗し、副キャプテンをレアル・マドリードに取られた格好だ。
そして、その悲劇が繰り返されるかもしれない。フランス代表DFイブラヒマ・コナテの現行契約が2026年6月までに迫っており、新契約に向けた話し合いも順調には進んでいない。残りが1年間を切るまでには決着を付けたいリバプールだが、未だにブレイクスルーに至っていない。
海外メディア『TBR Football』グレアム・ベイリー記者は、リバプールとフランス人センターバックとの交渉の進捗を共有し、選手側が高額な給与を要求している明かた。また、契約がまとらなければ、レギュラークラスのディフェンダーを獲得することになるとも付け加えた。
「リバプールは(イブラヒマ・)コナテとの契約で大きな問題を抱えており、来月中に契約がまとまらなければ、売却される可能性がある。」
「彼は再契約のためにリバプールに大金を要求している。トレント・アレクサンダー=アーノルドが提示された額よりは少ないが、ものすごく少ないというわけではない。」
「彼は本当にその契約を望んでいるのか、それとも来夏にフリーになるためにそうしているのか。」
「我々はどうなるかを見なければならないが、魅力的な状況だ。しかし、リバプールのファンにとってはそうではなく、迷惑な状況だ。」
「コナテの状況は、リバプールがこの夏に誰と契約するかに影響する。もし彼が残るなら、ナントのネイサン・ゼゼのような若手の有望株を探すのだろうか?」
「だが、もしコナテが退団することになれば、マルク・グエイやイリア・ザバルニー、あるいはジャラッド・ブラントウェイトのような高価な選手に手を出すことになるかもしれない。」
ファンダイクの相棒として、高さ・スピード・強さ・うまさを持ち合わせた現代的なセンターバックのコナテ。フランス代表でも常連で、リバプールの最終ラインに欠かせない存在に成長し、アレクサンダー=アーノルドの守備の脆さをカバーし続けた。
アルネ・スロット監督に代わってからは、前線へのフィードにも磨きがかかっており、選手として完成度の高い選手に成長を成し遂げた。
レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンらが関心を示すと報じられる26歳のディフェンダーは、リバプールとの契約を蹴って、新たなクラブに新天地を求めるのだろうか…?
