アカデミー出身のジャレル・クアンサーは、ユルゲン・クロップ監督の最後のシーズンに頭角を現した。トップチームで33試合に出場し、ポテンシャルを感じさせるディフェンスで、フィルジル・ファンダイク、イブラヒマ・コナテに次ぐ、3番手のセンターバックとして定着した。
ところが、アルネ・スロット監督のもとでは信頼を勝ち取るに至らず、プレー時間は減少傾向に。新たなセンターバックへの関心も報じられるリバプールは、22歳のイングランドU-21代表DFの売却を決め、バイエル・レバークーゼンに移籍した。
幼少時代からリバプールで育ったクアンサーにとって、アンフィールドは特別な場所だ。小さな頃から育ててもらったクラブへの感謝を、自身のInstagramに綴った。また、単なるクラブではなく、リバプールは家族であるとも語った。
「5歳のときにアカデミーの門をくぐったときから、いつかアンフィールドでリバプールのユニフォームを着ることを夢見ていた。17年経った今、その夢を叶えたと言える。」
「チームメイトのみんな、僕を歓迎し、後押しし、信じてくれてありがとう。ピッチやドレッシングルームを素晴らしい仲間と共有することで、多くのことを学ぶことができたし、これまでの思い出も決して忘れることはないだろう。」
「スタッフ、コーチ、裏方の皆さん、皆さんの信念と献身は常にモチベーションの源でした。サッカー選手としてだけでなく、人間としても成長させてくれた。」
「そしてファンの皆さん、皆さんのサポートは常に比類ないものでした。アンフィールドであろうと、アウェーであろうと、皆さんの歌声を聴いてインスピレーションを得られなかったことはない。どこに行こうとも、その気持ちを持ち続けるよ。」
「リバプールは僕の心の中で常に特別な位置を占めている。単なるクラブではなく、家族なんだ!今はこれでお別れだけど、僕はいつも見守っているよ。」
