昨夏の移籍市場でリバプール入りが決定していたが、昨シーズンをバレンシアへのレンタル移籍という形で過ごした24歳GKギオルギ・ママルダシュヴィリ。アンフィールドでプレーする初めてのジョージア人選手となった。
新シーズンはブラジル代表GKアリソン・ベッカーとの熾烈なポジション争いが待ち受けているが、中長期視点では彼の後継者として期待される。
リバプールで初めてのインタビューに応じたジョージア代表の守護神は、リバプールでプレーする意味や母国の反応、自身のキャリアなどについて赤裸々に語った。
ギオルギ、お話を伺うのは初めてですね。リバプールへようこそ。胸にバッジを付け、ついにリバプールの選手になった気分は?
「ありがとう。ここに来ることができて幸せだし、とても興奮している。リバプールのようなクラブに移籍することは、単なる移籍ではなく、僕にとっては夢が叶ったようなものだからね。準備はできているし、やる気と誇りを感じているよ。」
昨夏、リバプールに移籍することに同意したわけですが、そのときの気持ちと、ここに来て契約にサインしたときの気持ちはどうでしたか?
「昨年の夏にリバプールのオファーに同意したとき、自分の人生で何か大きなことが始まったと感じた。でも今は、リバプールの選手であることの意味を本当に理解している。」
昨季のタイトル獲得とその後の祝賀会を見て、リバプールの選手になりたいという気持ちがさらに高まりましたか?
「もちろん素晴らしかったよ。ファンが一緒になって祝福しているのを見たからね。リバプールが多くの人々にとってどれほど大きな意味を持つかを思い知らされたよ。」
リバプールを代表する初のジョージア人選手になりました。その事実をどのように誇りに思い、母国の人々にとってどのような意味を持つのでしょうか?
「もちろん、リバプールで初のジョージア人選手になれたことをとても誇りに思うし、このことが僕の家族や(ジョージアの)人々にとってどれほどの意味があるのかもわかっている。」
昨夏、この契約が発表されたときのジョージアでの反応は?
「リバプールと契約したこの日のことは一生忘れない。ジョージアでは本当にすごかったよ。たくさんのメッセージをもらったし、みんなとても喜んでくれて、興奮していたよ。」
リバプールの選手になるまでの道のりを教えていただけますか?ジョージアサッカー界を駆け上がり、20歳でスペインへ…
「僕の旅はジョージアの小さなピッチから始まったんだ。1部リーグで3年間プレーし、少しずつ代表チームの一員になった。20歳でスペインに行く機会を得て、そこで新しい言葉、新しい文化、新しい人々とのまったく新しい生活が始まったんだ。最初の1年は本当に大変だった。」
バレンシアに行ったときはスペイン語がまったく話せなかったのに、4年後にはバレンシアで重要な選手になっていたそうですね。そこでどれだけ成長できました?
「バレンシアは僕の人生で本当に大きな役割を果たした。スペイン語も話せなかったし、英語も話せなかったし、言ったように最初の1年は本当に大変だった。でも、プレーしたいなら、学ぶこと、適応すること、そして毎日自分を鍛えることが必要だとすぐに理解した。今、僕はプレミアリーグ史上最大のクラブにいるんだ。」
GKとして成長し続けたい、そのためにリバプールに移籍し、次のステップに進もうとしているのかと思いますが…
「もちろんだ。子供の頃、いつもYouTubeでゴールキーパーのビデオを見ていて、リバプールのゴールキーパーも何人か覚えている。イェジー・ドゥデク、それからペペ・レイナ、そして今はアリソン・ベッカーがいる。リバプールには大きなGKのレガシーがあり、僕もこのGKのレガシーに自分の章を書こうと思う。」
リバプールで、アリソンに率いられた本当に才能あるGKユニットの一員になります。彼をどれほど尊敬していますか?
「もちろん、アリソンについて言えることは、彼は今世界で最高のGKの一人であり、彼と一緒に仕事ができることをとても嬉しく思っている。」
世界屈指の選手から日々学べることに、どれほど興奮していますか?
「彼と一緒に働き、彼から学ぶのが待ちきれないよ。」
しかし、ここでプレーし、チーム内で競争をもたらすことは明らかです。それは楽しみな挑戦ですか?
「もちろん挑戦だよ。僕はチャレンジが好きだし、自分のベストを尽くしてチームを助けるためにここにいるんだ。」
ユーロ2024で多くのサッカーファンの注目を集めました。しかし、あなたのプレーをあまり見たことがない人のために、あなたがどのようなタイプのGKなのか教えていただけますか?
「自分のことをあまり話したくないんだ。でも、とても冷静で集中力があり、ゴールに向かうスピードが速いGKだと思う。」
昨夏の契約合意時と現在、アルネ・スロットやここのスタッフと話をしたことでしょう。何を言われましたか?
「最初にここに来たときに彼に会ったんだけど、世界最高のコーチの1人と仕事ができることにとても興奮しているよ。」
プレシーズンが始まり、あなたはプレストン戦で最初の45分間プレーしました。リバプール・ファンの前でプレーするのは初めてでしたが、どうでしたか?
「リバプールのファンの前での初めてのプレーは、僕の人生にとって本当に誇らしい瞬間だったし、常に向上し続け、成長し続け、このクラブのためにすべてを捧げようという真のモチベーションを与えてくれたよ。」
あなた自身、そしてチームとして、ここリバプールで何を成し遂げたいですか?
「このクラブが大きな野心を持っていることは知っているし、みんなも知っていると思う。」
最後に、このインタビューを読んでいるリバプールのサポーターや ジョージア人にメッセージをお願いします。
「このバッジを身につけることの責任を知っている。このバッジは多くの人にとって大きな意味を持つ。僕はただ、毎回のトレーニング、毎回の試合でベストを尽くし、チームを助け、ファンの信頼を得るためにここにいる。ジョージア語を少し話したい。ジョージアのファンの皆さんに心から感謝したい。ジョージアを代表してこの素晴らしいクラブでプレーできることを誇りに思うし、さらに誇りに思ってもらえるように全力を尽くすよ。」
