リバプールに新たなフランス人が生まれる。アイントラハト・フランクフルトとのクラブ間合意に達し、メディカルチェックもパスし、アンフィールドに加入した23歳FWウーゴ・エキティケは、センターフォワードとして得点だけではなく、攻撃を活性化させる活躍が期待される。
昨季はブンデスリーガで33試合で15ゴール8アシストと大爆発。ダルウィン・ヌニェスの退団が予想されており、ディオゴ・ジョッタの訃報もあって、ストライカーが必要だったリバプールに待望の点取り屋が加わった。
新たにアンフィールドでプレーすることになったフランス人ストライカーの飛躍には、元リバプールFWジブリル・シセも期待を寄せる。また、過去に同クラブでプレーした元イングランド代表FWピーター・クラウチとも比較し、現在のチームにおいて稀有な存在であるとも主張した。
「(リバプールへ)行かないなんて、どうかしている選択だったろう。」
「これからは結果を出さなければならない。彼のタイプはピーター・クラウチのような “ターゲットマン” に少し似ていて、チームでは唯一の存在だ。」
「ドイツにいれば、自分を表現する時間をもっと持てたかもしれない。だがイングランドでは、そのインテンシティに衝撃を受けることになる。」
「アーセナルやチェルシーでは、フランス人選手は本当に大きな爪痕を残した。リバプールにいた選手たちは、おそらく若すぎたか、準備不足だったのだろう。」
「だがいつか、我々(フランス人)のひとりがその壁を打ち破り、新たな流れを作ってくれるはずだ。」
L’Equipe
この夏の移籍マーケットにおいて、活発に動き回っているリバプール。ジェレミー・フリンポンとミロシュ・ケルケズの獲得で両サイドバックの強化を計りつつも、得点とアシストの両方を奪えるフロリアン・ヴィルツには大金を費やした。
ドイツ代表MFほどではないものの、高額な移籍金を支払い迎え入れたエキティケは、イングランドの地で歴史に名を刻むほどのパフォーマンスを披露することができるのだろうか…?
