アイントラハト・フランクフルトからリバプールに移籍したフランス人FWウーゴ・エキティケ。長い手足を活かしたプレースタイルに加えて、ゴール前での決定力も魅力の23歳ストライカーは、早速アンフィールドで結果を残した。
ボーンマス相手に行われたプレミアリーグ開幕戦で、満員のスタジアムで1点目を自ら奪うと、コーディ・ガクポの2点目をアシスト。コミュニティシールドに続くゴールが生まれ、この試合では “Player of the Match” に輝いた。
まだ加入してから日は浅いものの、すんなりチームに溶け込むエキティケに対して、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで長らく活躍したイングランド代表FWウェイン・ルーニーが、プレミアリーグでの初戦でのパフォーマンスを絶賛した。
「彼は本当にいいプレーをしていたと思う。もちろん、最初の2ゴールに絡んでいたしね。」
「でも、彼のプレーで本当に気に入ったのは、時折、下がってボールを受けたり、背後に走り込んだ後にふたたび下がったりする動きだ。彼はボックス内にも入っていたし、クロスに合わせようという意欲が見えた。」
「良いパスをサイドに出して、すぐにボックス内へ入っていく。サラーがシュートを放ったときも、彼はクロスを待つのではなく、正しい動きをしていた。」
「この(コーディ・ガクポへのアシストの)場面では、落ち着いて相手を走らせ、ボールをうまくキープした。チームメイトを見る落ち着きもあって、ガクポへのパスの精度も素晴らしかった。本当に冷静で落ち着いていた。」
「彼にとって、非常に良いデビュー戦だった。2つのゴールを生んだんだからね。」
BBC
公式戦で2戦連発でゴールという形で実力を見せ付けたエキティケだが、リバプールは依然としてニューカッスル・ユナイテッドのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクに接近しており、センターフォワードのライバルが加入するかもしれない。
とはいえ、ツートップでの起用や左ウィンガーとしての起用など最前線以外でのプレーにも期待が寄せられており、リバプールに新たな攻撃のパターンを提供してくれることは間違いない。
幸先の良いスタートを切ったフランス人フォワードだが、今後も定期的にゴールやアシストを決め、イングランドで順風満帆な初年度を過ごせるのだろうか…?
