2023年の冬、PSVアイントホーフェンからリバプールに加入したオランダ代表FWコーディ・ガクポ。ユルゲン・クロップ政権ではセンターフォワードやミッドフィルダーなどユーティリティプレーヤーとして活躍するも、アルネ・スロット監督は左ウィンガーとして固定した。
それが功を奏し、昨シーズンは49試合で18ゴール7アシストと数多くの得点を絡んだ。今シーズンもオランダ人指揮官の信頼は厚く、コミュニティ・シールドに続き、プレミアリーグも開幕から2戦連発で先発出場を果たしている。
オランダメディアの名門ジャーナリスト、リック・エルフリンク氏によると、2028年6月まで契約を結ぶ26歳のウィンガーは契約更新間近で、新たな長期契約を締結する見込みのようだ。
アンフィールドでは通算131試合で42ゴール19アシストと見事な活躍を見せるオランダ代表のアタッカーは、スロット監督にとって欠かせない存在で、今年の夏にはトレント・アレクサンダー・アーノルドをフリートランスファーで失っていることもあって、早めに新契約を結ぶ意向。
この夏の移籍マーケットにおいて、バイエルン・ミュンヘンからの関心も報じられたものの、リバプールは相手すらしなかった。その代役として、退団を希望していたルイス・ディアスがドイツ王者に渡った。
PSV時代から培ってきた左サイドからの内側へのカットインと、右足での精密なシュートという武器が、プレミアリーグでも威力を発揮。また、シュートだけではなく、反対側のモハメド・サラーに合わすようなクロスの精度も高い。
プレシーズンでは17歳FWリオ・ングモハが台頭し、左ウイングで競争が勃発している。しかし、まだまだ経験不足は否めず、カップ戦や途中出場を中心に経験を積んでいくことになる。
