高額な移籍金とともに、リバプールに加入したドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ。バイエル・レバークーゼンではエースとして君臨し、ドイツ代表でもジャマル・ムシアラとの天才コンビでの活躍が期待されている逸材だ。
プレミアリーグでの初めての挑戦において、まだまだプレースタイルに馴染んでいる最中の22歳MFだが、試合をこなすごとにピッチ上での動きは良くなっており、ブンデスリーガで見せていたような二桁得点とアシストも達成できるチャンスは確実にある。
とはいえ、初めての海外挑戦で、物理的には近いが、文化や言語、生活習慣などは異なる。シーズンはまだ始まったばかりだが、ヴィルツはリバプールでの生活に大きなカルチャーショックはなかったと語り、居心地の良さを感じていると素直な気持ちを吐露した。
「間違いなくドイツとは違うね。少し雨が降ったけれど、それ以外はとても快適に感じている。上手く馴染めているよ。大きなカルチャーショックはなかった。」
「人々はとてもフレンドリーで、親切に接してくれる。だからこそ、僕は居心地が良いと感じているし、ここにいられて幸せだよ。」
「まだあまり外に出ていないんだ。スーパーに行くことはあるけど、普通に行けるよ。街に出れば少し騒がれるかもしれないとは聞いている。」
「でも、あまり頻繁には行かないんだ。いつも午後まで練習があって、その後は少し運転して帰るからね。家に帰って、ただリラックスできる時間があるときも、僕は幸せだよ。」
「家族はほとんど全ての試合に来てくれるし、ただ快適に過ごしてほしいんだ。僕は彼らが僕を気遣う以上に、彼らのことを気遣うようにしている。」
「僕たちはお互いを助け合おうとしている。だから、家族が来てくれる時はいつも嬉しいよ。」
Sky Germany
サッカー選手にとって、現地に馴染めるかは、ピッチでのパフォーマンスに大きく影響する。リバプールに関係のある選手で言えば、ジョーダン・ヘンダーソンはサウジアラビアに馴染めずに、たった半年間でヨーロッパに逆戻りしていたのは記憶に新しい。
また、母国のリーグでは大活躍するが、リーグが変わると全く活躍できない選手も多い中、ヴィルツはアンフィールドという新天地でさらなる活躍を見せてくれることを信じている…
