今冬リバプールに加入した元プレストン・ノースエンドDFは、センターバックの長期離脱に陥ったクラブを救う役割が期待された。しかし、同時期にローンで加入したシャルケDFオザン・カバクや若手DF陣に先を越され、出場試合数がゼロのままシーズンを終えた。
今夏にはフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテを補強しており、第4センターバックまでが埋まっている。5番手以降をナット・フィリップスやリース・ウィリアムズと競うことが予想されるDFベン・デイビスだが、移籍の噂が絶えない。
フィリップスやウィリアムズにも同じくチーム退団の可能性が報じられており、情報は日々刻々と変わり続けている。スコットランド移籍が示唆されたかと思えば、選手本人は残留してポジション争いを希望しているとの報道もあり、真意は闇の底だ。
フィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメス、ジョエル・マティプの復帰で熾烈すぎるポジション争いに加え、2シーズン連続で出場機会なしではプレーヤーとして心地よいものではない。また、クラブ側も新戦力獲得のために少しでも資金を上乗せしたい思惑もある。
『The Mail』によると、今年2月にわずか160万ポンド(約2.2億円)で獲得したセンターバックに対して、プレミアリーグから降格したシェフィールド・ユナイテッドが関心を強めている。1年でトップリーグ復帰を目指す同クラブは、昨年のリアン・ブリュースターに引き続き、2年連続での獲得を目論む。
両クラブの関係性は良好であり、取引実績もある。期待外れに終わったとはいえ、イングランド若手フォワードを譲っており、ベン・デイビスを巡り、ふたたび交渉の場を設ける可能性は十分に考えられる。
退団は避けられそうにない同選手だが、様々な移籍先が浮かぶ中、どこでプレーを披露するのだろうか…?