リヴァプールに生まれ、リヴァプールアカデミーで成長を遂げ、いまやイングランドを代表する右サイドバックに。EUR02020こそ負傷で離脱してしまったが、世界最高峰のサイドバックであることに違いない。
22歳のイングランド代表DFは、クラブレベルですでに179試合10ゴール44アシストを記録しており、年齢に似合わない実績を残し続けている。今後も次世代のリヴァプールを担うことが期待される同選手は、将来的にはキャプテンとしてチームを栄光に導く役割が任されるだろう。
いまでは体躯もがっしりとしてきており、課題だった守備面も改善の兆しが見え始めているディフェンダーだが、リヴァプールに将来を誓った。2025年までの契約延長に合意し、最低でも4年間はアンフィールドで歴史を刻んでいく。DFトレント・アレクサンダー=アーノルドはLFC公式にメッセージを寄せ、長期契約を結んだことへの喜びを語っている。
「契約延長という形で信頼を示してくれ、このような機会を与えてくれたことを光栄に思っている。だからこそ全く悩まずに、合意に至った。」
「クラブの今ある状況やここでのキャリアは、僕にとっていつも良い選択肢だった。契約延長し、ここに長く居られるのはありがたいね。」
「キャリアの中で唯一知っているクラブで、これまで在籍してきた時間や今後も長く留まれるのは、僕にとっても、僕の家族にとっても素晴らしいことだ。」
「新契約にサインするのは、いつも誇らしい瞬間。前述した通り、クラブやスタッフから信頼を示してもらえるのは、最高の感情だよ。」
「日頃はあまり考えないけど、多くを成し遂げてきたと思う。数々の夢を実現してきたし、達成できると思っていなかった目標にも辿り着けている。」
「毎日夢を見ているよう。クラブに名を連ねることができ、ワールドクラスの選手や監督、スタッフに囲まれていること自体が特権のようなものだ。現在のポジションにいれるのは、ほんとに幸運に恵まれた結果だね。」
クロスの精度や攻め上がりと特長を生かしつつも、ディフェンス面での軽さをどこまで改善できるかが今後の成長の鍵になりそう。攻守両面でトップレベルに達せれば、イングランド代表ガレス・サウスゲート監督は悩むことなく、リヴァプールDFを招集するほかない。
22歳にして、チャンピオンズリーグやプレミアリーグと数々のタイトルを獲得してきた同選手。今後は自身の能力値の向上だけに留まらず、キャプテンシーを発揮し、チームを勝たせられるだろうか…?