今夏の移籍市場でのリバプールからの退団が濃厚なスイス代表FWシェルダン・シャキリ。EURO2020では好調なパフォーマンスを維持し、まだまだトップレベルでやれることを証明して見せたリバプールMFは移籍に前向きで、希望を公にしている。
「クラブ首脳陣には新たなチャレンジに準備が出来ている旨を伝えた。」
「彼らは僕の決断を受け入れ、獲得オファーを検討してくれる。リバプールは今夏の退団を止めないだろう。」
「イタリアに戻りたいし、ラツィオでプレーしてみたいね!」
元ストーク・シティFWには、セリエAやブンデスリーガから複数クラブが関心を示している。中でも、オリンピック・リヨン(リーグ・アン)と個人合意に至っていると報道が流れ、フランスへの移籍が近づいている。
しかし、移籍金に開きがあり、クラブ間交渉は前進していない。リバプールは3年前に費やした金額1200万ポンド(約16.8億円)を要求しているが、リヨンが提示した移籍金は半分程度の500万ポンド(約8億円)。クラブは決して安売りをするつもりはなく、今後の争点となる。
停滞している交渉が一気に動く可能性が出てきた。左サイドバックの戦力アップを目論むバーンリーは、オリンピック・リヨンDFマクスウェル・コルネに白羽の矢を立てており、1350万ポンド(約18.9億円)でオファーを提示している、と『The Athletic』が報じている。
コートジボワール代表DFとはすでに個人契約合意に向けて話し合っており、プレミアリーグ移籍の成立は限りなく迫っている。
『Liverpool Echo』によれば、時間の問題にもなっている左サイドバックの売却により、リヨンは資金を上積みしたことになる。結果的にスイス代表FW獲得にその一部を充てられるのでは?と予想を立てている。
リーグ・アンのクラブが実際に増額に応じるかは分からない。現時点のオファーが最大限の譲歩である可能性もなくはなく、交渉のステータスが変わらずじまいに終わるかもしれない。バーンリーが完全移籍を遂行できるかにかかっており、それ以降については憶測であり、続報を待たざるを得ない。