ユベントス戦略発動 – リバプールにオススメな契約切れ間近な3選手

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ウィリアン正面 移籍

フリー選手の獲得といえば、お買い物上手なユベントス。古くはファビオ・カンナバーロをレアル・マドリッドから獲得。その後も、ピルロやポグバ、ケディラ、ダニ・アウベス、エムレ・ジャンとほぼ毎年のように有望な選手を無料で獲得し、昨年はアーセナルからアーロン・ラムジーをフリートランスファーで手に入れた。すでにプレミアリーグ復帰が噂されているのは、触れないでおこう。

リバプールもクロップ体制になってから、お買い物上手の部類に入るだろう。一部高額を支払ったものの、ロバートソンやシャキリ、南野、ワイナルドゥム、マネなど本来の移籍額よりは割安で獲得している。

遡れば、ミルナーやマティップはフリー移籍だし、ジョー・ゴメスも若手の頃に獲得しており、そこまで掛かっていない。さらに、トレントはアカデミー出身であるから、実質タダである。

今年でフリーとなる選手から、リバプールにとって最適な人材を3選手オススメしたい。

トーマス・ムニエ

ムニエプレー中

2016年にクラブ・ブルージュから加入したPSG(パリ・サンジェルマン)所属の攻撃的な右サイドバック。今シーズンは全コンペティション含め27試合に出場し、貴重な戦力として活躍を見せている。ロシア・ワールドカップでは、日本代表が対戦したベルギー代表の右サイドバックを務め、逆転勝利に貢献した。

最大の特長は、積極果敢な攻撃参加である。豊富な運動量で右サイドをアップダウンし、前線にも幾度となく顔を出し、クロスでチャンスを御膳立てする。右ウイングバックでもプレー可能で、攻撃センスを活かす場合は、一列前に配置したいところ。

サイドバックにしては191cmと上背もあり、高さやフィジカルも大きな武器となっている。大柄な体格で攻め上がる姿は脅威であり、守備面でも当たり負けしない。たまに軽い対応が気になるが、トレントの控えとして獲得もあり得る。

ネコ・ウィリアムズが急成長しており、出場機会を妨げたくないが、経験値が必要な試合では有益なオプションとなる。極論、右ウイングとして起用し、体格を生かした攻撃も考えうる。ジョー・ゴメスだと停滞しがちな右サイドの厚みを増すためにも、獲得に乗り出しても不思議ではない。

ウィリアン

ウィリアンプレー中

言わずと知れたチェルシーの快速ウインガー。小柄ながらも卓越したドリブルスキルで、ディフェンス陣をきりきりまいにする。20代後半からはスピードだけでなく、緩急のあるドリブルやパスセンスにも磨きがかかり、若手の多いチェルシーにおいても大事な戦力になっている。若手の台頭に加え、プリシッチやツィエクといった有望な選手の獲得によって、弾き出されるような格好だ。

31歳と決して若くない。ただし、体調面を考慮しながら、ミルナーのような役割を与えてあげれることで、十分な活躍は期待できる。ポジションはサラーやマネの控えで、左右のユングでプレーできるのは心強い。

ハーヴェイ・エリオットが独り立ちするまでの期間、精神面やプレー面でのサポートだけでなく、貴重な戦力として若手への移行期間に有益な選手となるだろう。問題は本人がロンドン生活を気に入っているようで、リバプールという街に来たいと思うかどうかにかかっている。

ライヴィン・クルザワ

クルザワ

ムニエと同様、PSGとの契約切れ間近のクルザワ。これまで123試合に出場し、13ゴール21アシストを記録。主に左SBとして活躍してきたが、近年はベルナトにポジションを奪われ、今シーズンは出場機会が減少している。ショートパスをつないでいく攻撃参加が特徴的で、守備よりも攻撃に強みを持つ選手という印象を受ける。

アーセナルやバルセロナなど強豪が触手を伸ばしている報道をたびたび目にするが、リバプールはいまのところ興味を示している様子はない。ただ、ロバートソンのバックアップはここ数シーズン必要性が唱えられている。

左利きの積極的な攻撃参加はリバプールにとっても魅力的。現状の第2レフトバックであるミルナーは右利きで、クロスをあげる際に右足に持ちかえるため、スピード感ある攻撃が難しい。さらにミルナーは中盤でのプレーで活きる選手である。

その点、クルザワは左足でボール操り、マネとのパス交換でペナルティエリアにも侵入できるイメージが持てる。経験値も抜群で、コンスタントに20試合以上をこなしている。タフな身体を持ち、ロバートソンの役割をそのままコピーできるのはありがたい。

懸念はやはり守備。クロップが求める粘り強い、かつガツガツ当たりに行くような守備を行えるかどうかは不透明。プレミアリーグへの適用も未知数であるが、フリー移籍を考慮すると、妥当な選択と言える。

移籍
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