FCポルトからコロンビア代表FWルイス・ディアスを射止めたリバプールは、移籍市場で動きを止めることなく、すぐさま次なるターゲットとの交渉に入った。狙いはフラムに所属するイングランドU-18代表MFファビオ・カルヴァーリョだ。
リバプールとフラムは、ローンバック条項含む契約内容で合意し、選手もロンドンでメディカルチェックおよび個人契約にも同意していたものの、チャンピオンシップへのローン移籍の手続きが間に合わず、移籍は期限ギリギリで白紙に戻ってしまった。
両クラブ間での話し合いは現在も続けられており、移籍金合意も近いと言われている。フラムは今夏にフリーで同選手を手放す可能性があり、補償金よりも高額な移籍金を求めており、リバプールも他のビッグクラブが接触を測る前に、将来の有望株を確保したい思惑がある。
そんな交渉だが、英国人ジャーナリストであるケビン・パルマーによると、両クラブは大筋での合意に至っており、今後は詳細を詰める作業に入るようだ。フラムはおそらく来季プレミアリーグに昇格する。トップリーグでの戦いに備えて、才能溢れる若き司令塔をもう1年間クラブに留めておきたい意向を示している。
「ファビオ・カルヴァーリョのリバプール入りに向けて、合意の枠組みが整った。フラムが来季のレンタル移籍の可能性を示唆しているため、細かな点はまだ解決していない。リバプールは、この契約を早く成立させたいと考えている。」
Update… the framework of an agreement is in place for Fabio Carvalho to join Liverpool. Fulham have floated the prospect of the player being loaned to them next season so the fine details are still to be resolved. Liverpool keen to get it done quickly #LFC pic.twitter.com/q05FUxh1qC
— Kevin Palmer (@RealKevinPalmer) February 13, 2022
リバプールからすれば、ローンバックの提案自体は問題ないはずだ。中盤や前線の枚数は揃っており、ファビオ・カルヴァーリョと言えど、スタメン争いに食い込むことは難しい。あまりプレミアリーグ経験もないため、さらに1年間フラムでレギュラーとしてプレーできれば、願ったり叶ったり。
今回の交渉を手早くまとめ上げて、イングランドU-18代表MFを確保することが、リバプールの目的であることは明白。選手自身も乗り気だと言われている今だからこそ、未来のエース候補を釣り上げたい。
とはいえ、まだまだ細かな点で交渉は続いていく。交渉が破綻しないことを祈りつつも、リバプールのユニフォームを着てプレーする同選手のプレーに歓喜したい…