グラスゴーに本拠地を構えるスコットランドの強豪レンジャーズFC。リバプールファンからの注目度も高く、その理由は監督を務めるリバプールレジェンドのスティーブン・ジェラードの存在だ。
一方、サウサンプトンから加わったアダム・ララーナは6年間の在籍期間を経て、今シーズン終了後にリバプールを退団する。
レスターやエバートン、バーンリーなどプレミアリーグ勢が強い関心を寄せ続ける中で、ひとつの希望的観測が報じられる。それがレンジャーズFCがララーナ獲得に興味を示しているらしいのだ。契約延長の可能性もあった1年前にも獲得の噂が上がったこともあり、リバプールファンの心を揺さぶるニュース。
事実ジェラード率いるレンジャーズはリバプールコネクションを活用し、多くの選手を確保しており、関係性は非常に良好。トレント・アレクサンダー=アーノルド台頭以前に、高いキャプテンシーと闘争心でスカウサー(リバプール地元民の愛称)に愛されたジョン・フラナガン。将来を嘱望されたものの、契約延長を蹴りレンジャーズに加入したジョーダン・ロシター。ローンから完全移籍を勝ち取り、スコットランドで躍動するライアン・ケント。
ジェラード以外にも、リバプールに縁のあるガリー・マカリスターがアシスタントコーチを務め、リバプールでコーチやドクターを歴任した人材が脇を固める。
プレミアリーグに比べるとリーグレベルは格段と落ち、報酬面でも我慢が強いられるため、ジェラードの説得ですらララーナの心を動かすことは難しいと予想される。他のクラブよりも出場機会は得やすい印象があり、好材料だが、ララーナはまだまだプレミアで活躍できるレベルにあり、本人もプレミアリーグで実力を試したいだろう。
あくまで希望的観測…でも実現したら、とっても興味深い移籍になること間違いなし。なんとかジェラードおよびレンジャーズに見事な交渉術を披露してもらい、ララーナをグラスゴーへと連れて行って欲しい。