アジアツアーの一環で、タイを訪れたリバプール。手厚い歓迎を受ける中、今シーズン初めての試合を迎えた。対戦相手はエリック・テン・ハフ新監督が就任したマンチェスター・ユナイテッドで、湿度の高いスタジアムで試合はキックオフ。
あくまで、コンディションを整えるための初戦であり、リバプールは90分を3分割し、30分ごとにGKを除き、プレーする選手たちを総とっかえ。各々が鈍った身体を叩き起こすために、無理はせずとも、激しいバトルを繰り広げた。
若手選手や当落線上の選手たちにとっては、アピールする絶好の機会。新戦力にとっても、自分の価値を証明するためには貴重な時間であり、昨日デビューを果たしたファビオ・カルヴァーリョやダルウィン・ヌニェスには、大切な第一歩を踏み出した。
試合内容は、まさかの4失点で敗戦。とはいえ、結果はあまり気にするタイミングではないが、ライバル相手に得点を取れなかったことは残念さを残した。何度もポストを直撃するシュートを放ったものの、ゴールネットを揺らすに至らなかった。
最高のデビューとはならなかったが、見せ場を作った元フラムMFファビオ・カルヴァーリョはデビュー戦を振り返りつつも、次の試合では必ずゴールを決めて見せると、強気な発言を口にしている。
「トレーニングの初日から今日まで、チームに溶け込むために、ずっと取り組んできた。」
「今日、それが実現し、新しいチームメイトと一緒にピッチに立ち、彼らは僕を温かく迎えてくれた。ここにいれて感謝しかないけど、次の試合では、この状況を打開したいね。」
「勝者のメンタリティはトレーニングから始まり、試合でも発揮される。どんなことをしてでも勝ちたいし、毎試合勝つためにベストを尽くしているんだ。」
「リバプールでの初めての試合で、少しほろ苦い瞬間だった。これから先も多くの試合に出れることを願っている。」
「誰も負けるのは好きじゃない。マンチェスター・ユナイテッド戦では、あのような結果に終わってしまったが、次に対戦するときには、この悔しさを晴らすことができるように、ピッチで一生懸命に取り組むよ。」
「チャンスはあったし、ポストに嫌われた。でも、次の試合では必ずゴールを決める。そういうメンタリティーで次の試合に臨みたい。」
LFC公式サイト